印刷帳票の文字位置・文字サイズ・項目幅を、印刷する帳票に合わせて、「ツール」-「帳票フリーレイアウタ」で変更することができます。変更方法については、下記の「A.操作方法」をご覧ください。
例)「顧客一覧」での変更方法
A.操作方法
1.ダイレクトメニューの「ツール」-「帳票フリーレイアウタ」を開きます。
2.「帳票選択」画面で、変更する帳票名をクリックし、 [開く(F12)]ボタンをクリックします。
3.選択した帳票が表示されます。
文字枠の移動を行う場合は、移動したい項目をクリックして青色の状態にしてマウスカーソルを項目上に持っていきます。十字の矢印になっている状態で枠をクリックしたまま移動したい位置までマウスを動かします。
4.文字枠の文字サイズを変更する場合は、文字サイズを変更したい枠をクリックし、青色に変わった状態で、画面左上のフォントサイズ(「10pt」などと表示されている箇所)をクリックしてドロップダウンリストより変更します
(下図の丸枠内のように、文字サイズを選択できます)。
5.文字枠の幅を変更する場合は、変更したい項目の枠をクリックし、青色に変わった状態で、枠にある白い□にマウスのポインタを合わせます。ポインタが双方向矢印に変わりますので、クリックしたままマウスを動かして枠の大きさを調整します。
6.変更が終わりましたら、元の帳票と区別するために、作成した帳票を別名で保存します。
画面左上のメニューバーにある「ファイル(F)」をクリックし、「別名保存(A)」をクリックします。
7.「別名保存」画面が表示されますので、既存の帳票名とは違う名称を入力して、[保存(F12)]ボタンをクリックします。こちらで別名保存した帳票を、印刷時に「印刷様式」で選択されますと、変更した書式で印刷できるようになります。
B.その他の機能
※文章中に出てくる「選択された状態」とは、項目をクリックして青く表示されている状態のことを指します。
1.フィールド項目を追加
現状の帳票にない項目を印刷させたいという場合、フィールド項目として項目があればそれを追加することで、印刷時に反映させることが可能です。
(ア)例えば、見積書は初期の状態では『自社電話番号』が印刷されるようになっておりません。
これを印刷されるようにしたい場合は、画面上部にあるをクリックします。
(イ)カーソルが十字マークに変わりますので、項目を追加する場所をクリックしたままマウスを動かし項目の大きさを決めます。
(ウ)その状態で、クリックを離すと以下の「項目名参照」画面が表示されます。
「ヘッダー部」タブの『自社電話番号』を選択して[設定(F12)]ボタンをクリックします。
(エ)「固定文字列設定」画面が表示されますので、そのまま[設定(F12)]ボタンをクリックします。
指定した場所に自社電話番号枠が表示されます。
これで、印刷時に自社情報設定で登録された自社の電話番号が反映されるようになります。
2.固定項目を追加
あらかじめ固定で文字を表示させたい場合に使用します。
(ア)例えば上記のように『自社電話番号』を固定で表示させておきたい場合は、画面上方にあるをクリックします。カーソルが十字マークに変わりますので、項目を追加する場所をクリックしたままマウスを動かし項目の大きさを決めます。
(イ)その状態で、クリックを離すと以下の「固定文字列設定」画面が表示されますので、「文字列」に表示させたい電話番号を入力して[設定(F12)]ボタンをクリックします。
(ウ)以下のように帳票に入力した文字が表示されます。この帳票を印刷する時にはこの文字が固定で印刷されます。
3.画像を追加
会社のロゴなど画像を表示させる方法です。
(ア)まず、貼り付けたい画像をパソコン内に用意します。
※使用できる画像は「ビットマップファイル(bmp)」、「JPEGファイル」のみです。
(イ)画面上方にあるをクリックします。カーソルが十字マークに変わりますので、項目を追加する場所をクリックしたままマウスを動かし項目の大きさを決めます。
(ウ)「画像ファイル選択」画面が表示されますので、「ビットマップファイル」または「JPEGファイル」として保存してある画像ファイルを選択して[開く(O)]ボタンをクリックします。
(エ)指定した画像が帳票に表示されます。
大きさは、四隅に表示される□をクリックしたままマウスを動かすことで変更できます。
4.罫線を追加
(ア)画面上方にあるをクリックし、罫線の始点と終点を指定します。
(イ)罫線の太さを変更する場合は、罫線が選択されている状態で画面上方にある[~ドット]の数値を変更します。
(ウ)罫線の種類を変更する場合は、罫線が選択されている状態で画面上方にある[~線]を変更します。
※実線以外の罫線では太さは1ドットしか選択できません。
5.矩形を追加
タイトルを四角で囲みたいといった場合、上記の罫線を四本使用して四角を作る方法もありますが、矩形で囲むことでより簡単に四角で囲むことできます。
(ア)画面上方にあるをクリックします。カーソルが十字マークに変わりますので、矩形を追加する場所をクリックしたままマウスを動かし矩形の大きさを決めます。
(イ)大きさは、四隅に表示される□をクリックしながらマウスを動かすことで変更できます。
□マークの上にカーソルを置くと、カーソルは両端に矢印の付いた形に変わりますので、左クリックしたまま外側、もしくは内側にカーソルを移動します。
(ウ)線の太さを変更する場合は、矩形が選択されている状態で画面上方にある[~ドット]の数値を変更します。
(エ)線の種類を変更する場合は、矩形が選択されている状態で画面上方にある[~線]を変更します。
※実線以外の線では太さは1ドットしか選択できません。
6.網掛け
(ア)矩形を使用した時に網掛けを使用する場合、網掛けを行う矩形を選択した状態で画面上方にあるをクリックし、網掛けの種類を選択します。
(イ)網掛けの色は網掛けボタン右にある「色の指定」で行います。
ただし『網掛け』、『べた塗り』以外を選んだ場合は自動的に色はグレーが使われます。
7.面取り
(ア)矩形を使用した時に面取りを使用する場合、面取りを行う矩形を選択した状態で画面上方にあるをクリックし、面取りの種類を選択します。
(イ)面取りの位置を変更する場合は隣にあるから、面取りの辺を選択します。
8.項目をコピーする
(ア)項目をコピーして同じ内容を表示させたい場合は、まず元となる項目を選択します。
(イ)選択された項目の上で右クリックすると、メニューが表示されますので、その中から「コピー」をクリックします。
(ウ)コピー後、帳票上の何もない箇所で右クリックして「貼り付け」をクリックすると、同じ内容の項目が帳票上に貼り付けられます。
9.項目を反復コピーする
伝票の明細行のように帳票上では同じフィールド項目を使用していても、中に入る情報がその都度違う場合、上記のコピー方法では正しく表示されません。
表示される情報がその都度異なる場合は「反復コピー」を使用します。
(ア)明細行を同じ構成で何行も作成する場合、まず元となる行を作成します。
その状態で元となる行にある項目を全て選択します。
(キーボードの「Shift」キーを押しながらクリックすると複数の項目を選択した状態にできます。)
(イ)選択された項目の上で右クリックすると、メニューが表示されますので、「反復コピー」をクリックします。
(ウ)以下の「反復コピー」画面が表示されます。
反復数:コピーする数を指定します。
横のピッチ:右に何mmずつずらしながらコピーするのかを指定します。
縦のピッチ:下に何mmずつずらしながらコピーするのかを指定します。
※ピッチを指定せずにコピーした場合、元となる項目と同じ座標上にコピーされるため項目が重なっている状態になってしまいます。反復コピーを使用する場合は、必ずピッチを指定してください。
例として反復数18、縦のピッチ8mmに設定して[コピー(F12)]ボタンをクリックします。
(エ)以下のように綺麗に行コピーができます。
10.縦書き
(ア)項目に表示される文字を縦に印刷させたい場合は、縦書きにしたい項目を選択した状態で画面上部にあるをクリックします。もう一度クリックすると、また横書きに戻ります。
項目は縦書きは左端を基点に下に90°回転し、横書きは上端を基点に右に90°回転します。
C.帳票の保存
変更を行った場合、その帳票を保存しないと変更した内容も保存されません。
必ず保存するようにしてください。
1.初めて保存する場合
この場合は「上書保存」が出来ません。そのため初めて保存する時は「別名保存」を行ってください。
「ファイル」-「別名保存」をクリックします。
「別名保存」画面が表示されますので、帳票名に分かりやすい名前を入力して[保存(F12)]ボタンをクリックします。
2.一度保存した帳票を再度保存する場合
この場合は何か変更を行った、その都度「ファイル」-「保存」をクリックしてください。