顧客王以外のソフトから出力したテキストデータや、エクセル等で作成したデータを顧客王に取り込む場合には、顧客王のレイアウトに合わせたデータを作成していただくか、または顧客王側で取り込み元データの形式に合わせた入力形式を作成していただきます。
顧客王側での入力形式編集方法は以下の方法となります。
また、テキストデータ入力される際の注意点も併せてご確認ください。
A.テキストデータ入力の操作方法
B.テキストデータ入力時の注意点
A.テキストデータ入力の操作
<操作方法>
1.ダイレクトメニューの「ツール」-「テキストデータ入力」を開きます。「テキストデータ入力」画面が表示されますので、画面左下の[入力形式編集(E)]ボタンをクリックします。
2.「入力形式編集」画面が表示されます。
≪入力形式編集≫
編集を行う「入力形式名称(L)」を選択します。
(ア)移動:項目の順番を変更する場合は、順番を変更したい項目をクリックして選択し、[↑]や[↓]ボタンで順番を変更します。
(イ)削除:「入力形式」内の対象項目から、取り込み元のデータと一致する項目を残し、不要な項目は削除します。削除する項目をクリックし、[削除(E)]ボタンで削除が可能です。
※取り込みのための必須項目は削除できません。以下の(エ)をご確認ください。
(ウ)追加:「入力形式」内の対象項目に、取り込み元のデータと一致させるために不足している項目を追加します。追加したい行の項目を選択し、[追加(A)]ボタンから追加を行います。
(エ)テキスト入力時の必須項目
必須項目が未設定の場合はテキストデータ入力ができません。
入力形式ごとの必須項目はメニューバーの「ヘルプ(H)」-「顧客王のヘルプ(H)」で確認できます。ヘルプ画面左側の「ツール」-「テキストデータ入出力 登録済みデータ形式一覧」をクリックし、画面右側の「登録済みデータ形式」をご覧ください。
3.入力形式を編集されましたら、 [別名保存(F11)]ボタンをクリックします。
「レイアウト名称」を入力し、[保存(F12)]ボタンをクリックします。
4.「テキストデータ入力」画面に戻ります。
「入力形式名称(L)」で、手順3.で別名保存した入力形式を選択します。
5.[参照(R)]ボタンをクリックすると以下の画面が表示されますので、入力するテキストファイルを選択します。
6.「入力ファイル名(F)」欄にテキストファイル名が表示されましたら、[開始(F12)]ボタンをクリックすると入力が開始されます。
※入力ができない場合は、エラー内容が表示されます。表示されたエラー結果に基づき入力形式、または取り込みファイルを修正してから、再度テキストデータ入力をお試しください。
「データは取り込まずエラーチェックのみ行なう(K)」にチェックを入れて[開始(F12)]ボタンをクリックすると、テキストデータ入力前に取り込み可能かどうかの確認ができます。
B.テキストデータ入力時の注意点
テキストデータ入力の際、テキストファイルの「区切り文字」の初期値は「カンマ(,)」になっています。この場合、取り込むファイルの内容に「カンマ(,)」が入っていると、「カンマ(,)」で一区切りと判断されるため、場合によってはエラーの原因となります。そのため、取り込むテキストファイルに「カンマ(,)」を使用されることはお勧めできかねます。
以下に、例として顧客名に「カンマ(,)」があるファイルを取り込んだ場合を記載致しますので、ご参照ください。
上記の画像のように、顧客名の内容に「カンマ(,)」を入れたファイルがあります。このファイルの内容から、本来は「K,ANASAZI」という顧客名で顧客王に取り込みたいと考えていますが、実際に顧客王のテキストデータ入力から取り込みを試してみると、取り込む前の確認画面で以下のように表示されます。
本来、取り込むファイルには顧客名に「K,ANASAZI」と入力されているため、テキストデータ入力の確認画面でも顧客名「K,ANASAZI」と表示されるはずですが、「カンマ(,)」までで一区切りと判断され、「カンマ(,)」以降の顧客名「ANASAZI」については、次の郵便番号項目にずれて表示されています。1つの項目がずれることで、それ以降の項目についても1つずつずれて表示されています。このファイルの取り込みを試すと、項目の内容が途中からずれていることが原因でエラーが表示され、取り込めません。
上記の結果から、テキストデータ入力される際は、取り込むファイルに「カンマ(,)」を用いないようご注意いただければと存じます。