顧客一覧や履歴・予定一覧の「選択」欄にチェックを入れた内容は、保存して残しておくことができないため、毎回手動で対象となるデータの「選択」欄にチェックを入れる必要があります。
しかし、以下の操作を行うことで、その時チェックを入れた内容を次回以降に利用する事ができます。
「顧客一覧」で選択条件を利用する場合を例にご説明致します。
1.ダイレクトメニュー「顧客管理」-「顧客項目設計」を開きます。
「履歴・予定一覧」の選択条件を利用する場合は、「履歴・予定項目設計」を開きます。
2.「グループ」を任意のグループに変更します。※ここでは『基本』とします。
3.最下行の「業界呼称」欄をクリックして、『前回の選択状態』と入力します。
4.この項目を個人・法人共通で使用する場合は、「個人・法人区分」欄を『共通』とします。また、「表示」欄はチェックを入れた状態、「入力スキップ」は空欄のままにします。
5.「属性」は『付箋』を選択します。
6. 画面右上の[レイアウトの設定]ボタンをクリックします。
「レイアウトの設定」画面が表示されますので、任意の場所に『前回の選択状態』を追加して、[設定]ボタンをクリックします。
手順4.で「個人・法人区分」欄を『共通』とした場合は、設定後「顧客項目設計」の画面に戻りますので、「個人・法人区分」でもう一つの区分(個人のレイアウトを設定した後なら法人、法人のレイアウトを設定した後なら個人)を選択し、「グループ」を手順2.で指定したグループに切り替えて、再度レイアウトの設定を行ってください。
7.レイアウトの設定が完了しましたら、「顧客項目設計」画面の右下にある[設定]ボタンをクリックします。
以下のメッセージが表示された場合は、レイアウトの設定が正しくされていません。エラーメッセージを確認して[いいえ]ボタンをクリックし、手順6.を参考にレイアウトの設定を行ってください。
8.ダイレクトメニュー「顧客管理」-「顧客一覧」を開きます。
9.任意の顧客の「選択」欄にチェックを入れてください。
10.キーボードの「Shift」キーを押したまま、画面上部の[付箋]ボタンをクリックします。
11.「付箋操作」画面が表示されますので、追加した『前回の選択状態』の「設定」欄にチェックを入れ、「設定する付箋」欄で任意の色を指定(ここでは赤色を指定します)して、画面下部の[設定]ボタンをクリックします。
12.手順11の操作によって、今回チェックを入れた顧客に対して『前回の選択状態』欄に同色の付箋が設定されます。
13.次回以降同じ条件の顧客一覧を表示させたい場合は、画面上部の[検索]ボタンをクリックしていただき、「抽出条件」を以下のように「項目名」=『顧客.前回の選択状態』、「条件の値」=『手順11で指定した色』、「比較方法」=『等しい』をして画面下部の[実行]ボタンをクリックします。
14.条件に該当する顧客だけの一覧が表示されますので、画面上部の[全選択]ボタンをクリックして、すべての顧客の「選択」欄にチェックを入れることで、手順12で選択した顧客と同様の選択ができていることになります。
この検索方法を応用することで、「前回の選択状態」だけではなく、「毎月案内を出すお客様」や「新製品の案内を希望するお客様」などの条件検索も可能となりますので、いくつもの付箋項目を用意されるとさらに便利です。
(ア)付箋をクリアするには
a:付箋をクリアしたい顧客の「選択」欄にチェックを入れ、キーボードの「Shift」キーを押したまま、画面上部の[付箋]ボタンをクリックします。
b:「付箋操作」画面が表示されますので、付箋設定をクリアしたい項目の「設定」欄にチェックを入れ、「設定する付箋」欄で何も指定しない状態で画面下部の[設定]ボタンをクリックします。