コンバートは顧客王からのメニューではなく、付属のコンバートツールにて行います。
そのためコンバート時は、販売王と顧客王は終了している状態で行ってください。
※19シリーズ以降では、Windows 8、Windows XPは動作保証外OSとなります(Windows 8.1は動作保証対象)。
<操作方法>
こちらでは、例として販売王のサンプルデータの得意先情報をコンバートします。販売王の得意先情報を受け入れるために、あらかじめ顧客王側に受け入れ用のデータを用意しておきます。
1.Windowsの「スタート」-「すべてのプログラム」-「ソリマチアプリケーション」-「ソリマチ製品 サポートと設定ツール」-「顧客王XX」(XXはお使いの製品のバージョンです)-「顧客王-販売王データコンバーター」を選択します。
※Windows 10 / 8.1/ 8の場合は、キーボードの「Windows」キーと「E」キーを同時に押し、
画面左側の「PC」(または「コンピューター」)-「Cドライブ」-「Program Files」-「Sorimachi」-「ソリマチ製品 サポートと設定ツール」-「顧客王XX」-「顧客王-販売王データコンバーター」を選択します。
※顧客王14までのバージョンの場合は、「スタート」-「すべてのプログラム」-「ソリマチアプリケーション」-「顧客王XX」-「顧客王-販売王データコンバーター」となります。
2.「顧客王-販売王データコンバーター」画面が表示されますので、まずはコンバートする内容、データを指定します。
「データ種類(D)」は『得意先台帳 → 顧客台帳』を選択してください。
次に販売王と顧客王のデータを指定しましたら、そのデータにログインできる「ユーザー名」、「パスワード」も必要となりますので入力を行います。設定が完了しましたら[次へ(F6)]ボタンをクリックします。
3.以下の画面で顧客の取り込み条件を指定します。
販売王の特定の得意先のみを取り込む場合や、絞り込んで取り込みたい場合には得意先の抽出条件を指定します。全件を対象としたい場合は、特にこちらを設定する必要はありません。コンバート方法については、顧客王側でのコード付番と重複データの設定を行います。設定が完了しましたら[次へ(F6)]ボタンをクリックします。
4.販売王の得意先台帳と、顧客王の顧客台帳とでは項目に違いがあるため、そのまま取り込むことは出来ません。そのため、「項目対応設定(得意先-顧客)」画面で項目の対応付けを行う必要があります。設定が完了しましたら[次へ(F6)]ボタンをクリックします。
※コンバートしたい項目のみ対応付けしていただければ結構です。
設定したい項目に対して、顧客王側で対応する項目がない場合は一度コンバートを終了します。顧客王を起動し、「顧客管理」-「顧客項目設計」にて項目を追加する事で選択できるようになります。
5.手順4.で『得意先区分1~3』、『メモ』に対応する項目を選択した場合は、「関連項目対応設定(得意先-顧客)」画面が表示され、区分項目のコンバートを設定します。区分項目を顧客王側でも登録する場合に『新規登録』を選択します。必要のない場合は「指定なし」のままにしてください。個人と法人の両方が表示される場合は両方を設定する必要がありますのでご注意ください。設定が完了しましたら[次へ(F6)]ボタンをクリックします。
6.「顧客台帳プレビュー」画面に取り込み結果が表示されます。[前のデータ(F7)]、[次のデータ(F8)]ボタンですべてのデータを確認できます。問題が無ければこのまま[コンバート開始(F12)]ボタンをクリックしてください。
7.確認画面が表示されますので[はい(Y)]ボタンをクリックします。
8.コンバート完了のメッセージが表示されます。[OK]ボタンをクリックして画面を閉じてください。
9.「顧客王-販売王データコンバーター」画面を終了しますと、コンバート対応情報を保存するかどうかのメッセージが表示されます。こちらで[はい(Y)]をクリックし情報を保存しますと、次回、「顧客王-販売王データコンバーター」の起動時に保存されている設定を表示させる事が出来ます。
保存できる情報は1つだけですので、既に保存されている情報がある場合は上書き保存されます。
10.顧客王を起動し、ダイレクトメニューの「顧客管理」-「顧客カード」を開き、顧客情報が取り込まれているかご確認ください。