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Q.製品を複数台で使用したいが、接続がうまくいかない場合の対処法

対象製品
販売王18販売・仕入・在庫以降

 

 

※事前に以下のQ&Aを参考にホスト(サーバー)のパソコンでWindows ファイアーウォールの例外設定を行ってください。

SQL Server2017の場合

SQL Server2012の場合

SQL Server2008の場合

 

以下の操作をお試しください。

 

A.Pingの確認

B.ホストで利用しているサーバー名の確認と接続情報の変更

C.プロトコルの有効化

D.レジストリの設定

E.ホスト/サーバーへの接続先名を『IPアドレス』を使用した方法に変更する

F.別名インスタンスでSQLServerをインストールする

 

 

<操作方法>

A.Pingの確認

Pingコマンドを使いホストとクライアントがネットワークで接続できているかどうかを確認します。

操作の結果、ネットワークで接続されていない場合は、ネットワーク管理者様等にお問い合わせください。

問題なくつながっていた場合には、手順Bをお試しください。

 

※ホスト、クライアントのパソコン共に操作を行ないます。

 

1.クライアントのコンピューターにて「スタート」-「すべてのプログラム」-「アクセサリ」から「コマンドプロンプト」を開きます。

※Windows10 / 8.1  の場合はWindowsの[スタート]ボタンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」(または「Windows PowerShell(管理者)」)をクリックします。

 

 

2.「ping△ホストのコンピューター名」を入力してキーボードの「Enter」キーを押してください。

※△は半角スペース

 

≪コンピューター名確認方法≫

Windows10

スタートボタンを右クリックして「システム」をクリックします。

Windows8.1

「Windows」キーを押しながら「X」キーを押し、表示された一覧から「システム」をクリックして「コンピューター名」より確認。

Windows7

「コンピューター」を右クリックして「プロパティ」-「コンピューター名」より確認。

 

 

3. 同様にホストのコンピューターからもクライアントに対してPingコマンドをご確認ください。
その場合は「ping△クライアントのコンピューター名」を入力してください。

 

 

4.下記のOS別の反応結果に基づき、接続状態を確認します。

image001.jpg

 

≪正しい応答≫

「XXXX からの応答~」が4つ続く場合は、問題なくつながっている状態です。

 

 

それ以外の結果が返ってきた場合は、つながっていないか、入力したコマンド・コンピューター名が間違っている可能性があります。

詳しくは、ネットワーク管理者様等にお問い合わせください。

mceclip0.png

 

引き続き、手順Bを確認します。

 

 

 

B.ホストで利用しているサーバー名の確認と接続情報の変更

 

1.ホストで利用しているサーバー名を確認します。

(ア)ホストの製品を起動します。

 

(イ)画面上部のタイトルバーにサーバー名が記載されているのでメモに控えます。

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2.クライアント側で以下の操作を行ってください。

(ア)「スタート」-「ドキュメント」-「Sorimachi」-「sprXX」または「sclXX」を開きます。

※Windows10 / 8.1 の場合は、「Windows」キー + 「E」を押して、表示された「コンピューター」画面左の「ドキュメント」をクリックします。

 

(イ)「LocalEnv.sprXX」または「LocalEnv.sclXX」ファイルを削除してください(XXはお使いの製品のバージョンです)。

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(ウ)同じフォルダー内の「AppDef.ini」を開きます。

 

(エ)「Server=」の後ろを手順B-1で確認したホストのサーバー名に変更し、画面上部の「ファイル」-「上書保存」をクリックして、画面を終了します。

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(オ)クライアントの製品を起動してピアツーピア接続をお試しください。

 

 

C.プロトコルの有効化

SQLServerセキュリティ構成と構成マネージャーからSQLServerの設定を見直します。

 

1.以下の方法で「SQL Server構成マネージャー」を開きます。

 

(ア)キーボードの「Windowsキー(image006.jpg)」+「R」を押し「ファイル名を指定して実行」を表示します(またはデスクトップ画面のスタートボタンを右クリックし、表示されたリストから「ファイル名を指定して実行」をクリックします)。

 

(イ)以下のフォルダーパスをコピーして、「名前」欄に貼り付けて[OK]ボタンをクリックします。

 

<SQL Server2012の場合>

32bitOSの場合こちらをコピー→C:\WINDOWS\System32\SQLServerManager11.msc

64bitOSの場合こちらをコピー→C:\WINDOWS\SysWOW64\SQLServerManager11.msc

 

<SQL Server2017の場合>

C:\WINDOWS\SysWOW64\SQLServerManager14.msc

SQL Server201764bitOSにのみ対応しています。

 

SQL Server2008の場合はこちら

・32bit版OSの場合こちらをコピー→C:\WINDOWS\System32\SQLServerManager10.msc

・64bit版OSの場合こちらをコピー→C:\WINDOWS\SysWOW64\SQLServerManager10.msc

 

※コピーと貼り付けがうまくいかない場合は、お手数ですが「名前」欄に手入力してください。

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※ユーザーアカウント制御画面が表示されましたら、[はい]ボタンをクリックします。

 

2.左の画面から「SQL Serverネットワークの構成」-「使用しているインスタンス名のプロトコル」をクリックします。

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3.右の画面で「共有メモリ」、「名前付きパイプ」、「TCP/IP」の「状態」をすべて『有効』にします。

『有効』になっていない場合は、変更するプロトコル名を右クリックして、「有効化」をクリックします。

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4.警告メッセージは[OK]ボタンをクリックします。

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5.「SQL Server構成マネージャー」の左の画面から「SQL Server のサービス」をクリックします。

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6.右側の画面で「SQL Server (使用しているインスタンス名)」と「SQL Server Browser」を右クリックして、「再起動」をクリックします。

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7.両方の再起動が完了したら、製品を起動してピアツーピア接続をお試しください。

 

 

D.レジストリの設定

レジストリの接続先情報をホストのサーバー名に変更します。

※レジストリは下記手順に示した以外の操作を行うと、他のソフトやパソコン自体が起動しなくなる恐れがありますのでご注意ください。

 

1.「スタート」-「ファイル名を指定して実行」をクリックしてください。

※Windows10 / 8.1の場合、その他のOSで「ファイル名を指定して実行」が見あたらない場合は「Windows」キーを押しながら「R」キーを押します。

 

 

2.「名前」欄に「regedit」(半角英字)と入力し[OK]ボタンをクリックしてください。

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※「ユーザーアカウント制御」が表示された場合は[はい]をクリックします。

 

 

3.「レジストリエディタ」画面が表示されますので、「HKEY_LOCAL_MACHINE」-「Software」-「Wow6432Node」-「Sorimachi」-「SPRXX」または「SCLXX」(XXはお使いの製品のバージョンです)-「Registration」をクリックしてください。

 

※32bit版OSをご利用の場合は、「HKEY_LOCAL_MACHINE」-「SOFTWARE」-「Sorimachi」-「SPRXX」または「SCLXX」(XXはお使いの製品のバージョンです)-「Registration」

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4.「Server」をダブルクリックし、「文字列の編集」画面の「値のデータ」に手順B-1で確認したホストのサーバー名に変更して[OK]ボタンをクリックします。

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5.「レジストリエディタ」を閉じ、引き続き手順B-2の操作をお試しください。

 

 

 

E.ホスト/サーバーへの接続先名を『IPアドレス』を使用した方法に変更する

通常クライアントは、接続先名を『ホスト/サーバーのパソコン名\インスタンス名』としてホスト/サーバーに接続しております。

接続先名をパソコン名に代えて「IPアドレス(ネットワーク上の住所のような情報)」を利用し、『ホスト/サーバーのIPアドレス\インスタンス名』に変更することで起動が行えるかをお試しください。

 

操作手順

(ア)ホスト/サーバーのIPアドレスを確認する

(イ)クライアントの接続先を変更する

 

 

 

(ア)ホスト/サーバーのIPアドレスを確認する

※ホスト/サーバーで操作を行います。

 

1. キーボードの「Windows(image017.jpg)」キー+「R」キーを押します。

 

 

2.「ファイル名を指定して実行」画面が表示されますので、「名前」欄に『cmd』と入力して[OK]をクリックします。

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3.黒い画面に白いカーソルが点滅した状態で表示されますので、そのまま『ipconfig』と入力し、Enterキーを押します。

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4.「イーサネット アダプター イーサネット」の「IPv4 アドレス」に表示された内容をメモに控えます。

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5.黒い画面は右上の[×]で閉じます。

 

 

6.弊社製品を起動し、画面下部に表示される現在の接続先名を確認します。

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7.手順4のIPアドレスと手順6の\マーク以降の表記を組み合わせたものが、新しい接続先になりますのでメモに控えます。

※上記例の場合は『999.999.999.999\SORIMACHI2012』がIPアドレスを利用した接続先となります。

 

 

8.ホスト/サーバーでの確認は以上になります。引き続き、「(イ)クライアントの接続先を変更する」へお進みください。

 

 

(イ)クライアントの接続先を変更する

※クライアントで操作を行います。

1.キーボードの「Windows(image017.jpg)」キー+「S」キーを押します。

 

2.「ここに入力して検索」欄に『サポート(図①)』と入力し、表示された結果から「ソリマチ製品 サポートと設定ツール(図②)」をクリックします。

※上記の手順で「ソリマチ製品 サポートと設定ツール」が表示されない場合は、Windowsのスタートボタン →[すべてのアプリ]→[ソリマチ アプリケーション]を開き、[ソリマチ製品 サポートと設定ツール]をクリックします。

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3.お使いの製品のフォルダーをダブルクリックします。

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4.「~ドキュメントフォルダー」をダブルクリックします。

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5.「AppDef.ini」と「LocalEnv.sprXX(※XXにはお使いのバージョンが入ります)」を右クリックして、「削除」をクリックします。

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6.削除後は画面右上の[×]でウィンドウを閉じます。その後、弊社製品を起動し「導入方法確認」画面は、[はい]をクリックします。

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7.「データベース作成方法選択」画面が表示されますので、「接続するサーバーを変更する。」を選択し、[OK]をクリックします。

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8.「接続先変更」画面が表示されますので、「SQLサーバー名」には手順(ア)-7でメモに控えた接続先を入力し、[接続]をクリックします。

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9.正常に接続が完了した場合は、ログイン画面が表示されます。「ユーザー名」にクライアントで利用するユーザー名を入力し、[ログイン]をクリックします。

※クライアントで利用するユーザー名がわからない場合は、ホスト/サーバーの製品を起動し、「ファイル」-「利用者設定」からご確認ください。

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【注意】

ホスト/サーバーにおいて、IPアドレスの設定が「自動取得」になっている場合、パソコンの再起動やルーターの再起動によって、IPアドレスが変更される場合があります。

IPアドレスが変更されてしまうと、手順(ア)-7でメモに控えたホスト/サーバーの接続先では再びつながらなくなり、クライアントの製品が起動できなくなります。

その場合は、お手数ですが、再度上記手順(ア)、(イ)を行って接続先を変更していただくか、

ネットワークの管理者様にご相談の上、IPアドレスを固定設定に変更していただくことで、IPアドレスが変わることを防ぐことができます。

 

 

 

F.別名インスタンスでSQLServerをインストールする

SQLServerを新たに別名インスタンスでインストールして改善されるか確認します。

 

1.ホストの製品を起動し、「ファイル」-「データバックアップ/復元」にてデータのバックアップを行ないます。

※複数のデータがある場合は、それぞれバックアップをお取りください。

※バックアップ後、正常に復元ができるかご確認ください。

参考:Q.バックアップをとる方法

 

 

2.ホストで「DropDatabase」を行います。「DropDatabase」とは製品のデータベースを削除する操作です(この操作により製品のデータはすべて削除されます)。

(ア)製品を終了します。    

   

(イ)ホストのデスクトップ上にある製品のアイコンを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。

 

(ウ)[リンク先を探す]ボタン(または[ファイルの場所を探す]ボタン)をクリックします。表示された画面の中の「DropDatabaseXX.exe」をダブルクリックします(XXはお使いの製品のバージョンです)。

 

(エ)データベース削除の画面にて手順B-1で控えたサーバー名を選択して[OK(F12)]ボタンをクリックします。

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(オ)削除対象が表示されますので[OK(F12)]ボタンをクリックし、選択したSQLサーバーのデータベースを削除します。

 

 

3.ホストパソコンに製品のCD-ROMをパソコンにセットします。

 

 

4.「自動再生」画面が表示されましたら、「フォルダーを開いてファイルを表示」をクリックします。

※Windows10 / 8.1  の場合 画面右上にメッセージが表示されますので、クリックし、「フォルダーを開いてファイルを表示」をクリックします。

※インストール画面が表示された場合は、[キャンセル]ボタンをクリックします。

※画面が表示されない場合は「コンピュータ」を開き、CDドライブを右クリック→「開く」を選択します。

 

5.「Maintenance」-「Rescue」フォルダーの「Rescue.exe」をダブルクリックします。

※「セキュリティの警告」が出ましたら[実行]ボタンをクリックします。

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6.下記画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。

SQLServer2012_1.jpg

 

※バージョン18では以下の画面となります。

image034.jpg

 

 

7.下記画面で「インスタンス名」を『SORIMACHI2012_1』のように変更して、[インストール]ボタンをクリックします。

SQLServer2012_2.gif

 

※バージョン18では以下の画面となります。「インスタンス名」は『SORIMACHI2008_1』(※半角)と入力してください。

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8.インストール完了後、パソコンを再起動していただき、製品を起動します。

 

 

9.以下の画面が表示されますので、[はい]ボタンをクリックします。

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10.以下の画面で『○接続するサーバーを変更する。(C)』を選択し、[OK(F12)]ボタンをクリックします。

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11.「SQLサーバー名」を手順E-6でインストールしたサーバー名に変更して、[接続]ボタンをクリックします。

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12.表示されたメッセージで[OK]をクリックし、再度製品を起動します。

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13.製品起動後、「ファイル」-「データバックアップ/復元」にて手順E-1で保存したバックアップを復元します。

 

 

14.ホストで正常にデータが確認できましたら、<B.ホストで利用しているサーバー名の確認と接続情報の変更>の操作をお試しください。

 

 

 

 

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