ダイレクトメニュー「売掛管理」-「ブラックリスト」で未回収額が「0」にも関わらずリストに表示された場合
※18シリーズ以前は「債権管理王」-「ブラックリスト」
A.原因について
売上伝票の明細に返品や合計値引、商品値引を使用している可能性があります。
例えば以下のような伝票を入力していたとします。
5/1 売上 \700
5/1 売上 \300
5/5 返品 \300
5/10 入金 \700
この場合、「5/1 売上 \700」と「5/10 入金 \700」で相殺。「5/1 売上 \300」と「5/5 返品 \-300」も相殺して、売掛残高は0円となりますが、ブラックリストでは売掛残高に対して入金伝票をもって消込とするため、ブラックリスト作成時には返品の対象となった「5/1 売上 \300」は未回収伝票として出力されてしまいます。
「5/5 返品 \-300」が合計値引、商品値引であっても同じ現象が起こります。
この現象を防ぐためには、「得意先元帳」で返品明細とその伝票に関する売上伝票、入金伝票の消込を行います。
B.対処方法
1.ダイレクトメニューの「売掛管理」-「得意先元帳」を開きます。
「得意先コード」から該当の得意先を呼び出して、「伝票日付」に対象の伝票がある日付を指定し、画面上の[集計]ボタンをクリックします。
2.条件に該当する得意先の元帳画面が表示されます。消込を行う場合は伝票の合計行にある消込枠をクリックし、消込のチェックをつけてください。
3.手順2の作業を返品伝票と、入金伝票にも行います。
4.こちらの操作により消込がされていない伝票が無くなったと判断されますので、ブラックリスト作成時には、この得意先は既回収者となり、リストには表示されなくなります。