販売王における委託販売について
自社所有商品の販売を、得意先に委託する販売方法です。
委託販売の場合、在庫の保管場所は得意先になりますが、実際の所有者は自社になります。
委託販売の特徴として、自社から得意先へ納品した時点では、在庫上の移動になるだけで売上にはなりません。そのため、販売王上での伝票入力は以下の流れになります。
※以下の設定を行うためには、ダイレクトメニューの「導入」-「自社情報設定」を開いて[次へ]ボタンを2回クリックして進み、「販売管理」-「委託販売選択」にて『②委託販売を行うことが多い』か『③委託販売を行うことがある』を選択している必要があります。
A.委託先の登録方法
1.ダイレクトメニューの「台帳」-「得意先登録」を開き、「基本1」タブ内の『□委託販売契約あり』にチェックを入れます。
※「販売形態」を『小売のみ』にしている場合は委託販売できないため、「委託販売契約あり」と「委託販売方法」は操作できないようマスクされます。
2.チェックを入れた後は、「委託販売方法」を選択します。
委託販売しか行わない得意先の場合は『委託販売のみ』を選択します。
委託販売以外にも通常の売上を計上する場合は『通常販売あり』を選択します。
3.その他の必要事項を入力し得意先を登録します。
B.委託先に商品を納品する場合
1.ダイレクトメニューの「在庫業務」-「在庫振替入力」を開きます。
2.「伝票区分」を『委託』に設定して、委託伝票を作成します。
※委託伝票を作成する場合の明細行区分は『委託納品』を選択します。
※委託伝票を作成した段階で、自社内在庫が減少し、委託先在庫が増加します。
C.委託先に納品した商品が売れた場合
1.ダイレクトメニューの「販売業務」-「売上入力」を開きます。
2.『□委託』欄にチェックを入れて、売上伝票を作成します。
※『□委託』にチェックを入れて売上伝票を作成した場合は、自社内在庫は変動せず、委託先在庫が減少します。
『□委託』にチェックを入れない場合は、通常の売上とみなされるため自社内在庫が減少してしまいます。ご注意ください。