税計算タイミングや税端数処理を変更する際に、最新の締め処理をしているにもかかわらず、「税計算タイミングは変更できませんでした。[請求締切]での締め処理後、次の請求分の伝票が入力されていない状態であれば変更が可能です。」が表示される場合は、過去の伝票が締め処理されていない可能性がございます。
以下の対処方法をご確認ください。
<操作方法>
1.ダイレクトメニューの「販売業務」→「売上入力」をクリックします。
2.画面上部の[検索]ボタンをクリックします。
3.伝票検索画面が表示されます。
「得意先」欄に該当の得意先を入力し、[検索]をクリックします。
4.指定した得意先の売上伝票が表示されます。
1番古い伝票をダブルクリックします。
※日付順に並んでいます。伝票枚数が多く1番古い伝票が表示されない場合は、▲をクリックして1番上に遡ってください。
5.1番古い売上伝票が表示されます。
画面左下に「請求書未発行」と記載されていないかを確認をします。
「請求書未発行」が1件でもある場合は、すべての期間で締め処理が行われていません。
【原因】
得意先の締めグループを「随時請求」→「締日請求」に変更されたあとに、請求予定日を正しい日付に変更していないため。
他にも「請求書未発行」の記載がある売上伝票を探す場合は、「伝票番号」欄右側の赤い三角をクリックして次の伝票に切り替えてください。
6.「請求書未発行」が記載されている1番古い売上伝票日付をメモに控えます。
※「請求書未発行」が記載されている売上伝票が複数ある場合は、伝票番号をすべてメモに控えて下さい。
メモに控えたら、売上入力は右上の[終了]で閉じます。
7.ダイレクトメニューの「販売業務」→「請求締切」をクリックします。
8.「請求締切 条件指定」画面が表示されます。
【基本】タブ
該当の得意先の締めグループと請求日を設定します。
※今回は、末日締めを例にご案内します。
請求日は自動で表示された日付のままで大丈夫です。
【請求先】タブ
「請求先(T)」~「請求先(O)」に該当の得意先を設定し、[開始]ボタンをクリックします。
9.条件結果が表示されます。
前回請求日が、手順6.で確認した日付よりも前の日付になるまで、締め取消を繰り返します。
※ここで取り消した締め処理は最後に締めをし直していただきます。
今まで締められていた期間で締め処理をし直したい場合は、
「前回請求日」に表示される日付をメモに控えてください。
入力した伝票をまとめて締め処理される場合は、メモは不要です。
締め処理の取り消し方法はこちらをご参照ください。
10.締め処理の取り消しが完了いたしましたら、請求締切は右上の[終了]ボタンをクリックします。
11.ダイレクトメニューの「販売業務」→「売上入力」をクリックします。
12.画面上部の[検索]ボタンをクリックします。
13.伝票検索画面が表示されます。
「得意先」欄に税計算タイミングを変更したい得意先を入力し、[検索]をクリックします。
14.指定した得意先の売上伝票が表示されます。
手順6.で確認した売上伝票をダブルクリックします。
15.選択した古い売上伝票が表示されます。
伝票日付に対して、画面右側の「請求予定日」が、変更後の「請求締めグループ」の締め日になっていないため、以下の手順で「請求予定日」を正しく設定します。
例えば、「請求予定日」が20XX/02/10の伝票で、変更後の「請求締めグループ」が『末日締め』の場合、「請求予定日」を20XX/02/10→20XX/02/28に変更します。
(ア) 「請求書先送」に「1」と入力してキーボードの[Enter]キーを押します。
(イ) 「請求予定日」は翌月の末日となります。
(ウ) 「請求書先送」に「0」と入力してキーボードの[Enter]キーを押します。
(エ) 「請求予定日」は当月の末日となり、正しく設定されました。
16.画面左上の[登録]ボタンをクリックします。
画面左上の「伝票番号」欄右側の赤い右向き三角ボタンをクリックして、次の売上伝票に切り替えながら、すべての売上伝票に対して手順15の作業を行います。
17.すべての売上伝票の「請求予定日」を締め日に設定し直しが終わりましたら、「売上入力」画面右上の[終了]ボタンをクリックして閉じます。
18.ダイレクトメニュー「販売業務」→「請求締切」にて手順9にて取り消した期間で締め処理を行ってください。
その際、手順9にて「前回請求日」をメモに控えている場合は古い日付から順に締め処理を行ってください。
メモをしていない場合は、入力されている伝票全てを含む期間で締め処理を行ってください。
締め処理の方法につきましては、こちらをご参照ください。
19.上記手順完了後、税計算タイミングまたは税端数処理の変更を行って下さい。