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農業簿記12 インボイス導入ガイド

 

2023年10月1日から、インボイス制度が施行されました。

ここでは、インボイス制度の開始にともなう準備や変更点について、Q&A形式でご案内いたします。

 

 

Q.インボイス制度とは何ですか。制度について詳しく知りたい。

 

A.弊社では、農業簿記の操作に関する内容をご案内しております。

制度そのものについては、国税庁のインボイスコールセンターにお尋ねください。

 

 

 

Q.農業簿記はインボイスに対応していますか?

 

A.「農業簿記12(Ver.12.01.00)」からインボイス制度の経理処理、および、消費税申告書に対応しています。

お使いのバージョンは、農業簿記12のロゴマークをクリックするとご確認いただけます。

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Q.インボイス対応の農業簿記は、どこが変わったのですか?

 

A.消費税申告書の設定、および、仕訳入力画面に機能が追加されています。

 

(1)消費税情報設定

「初期」→「基本」→「消費税情報設定」を開きます。

年の途中から課税事業者となった場合は、「消費税情報設定」にて「消費税計算対象期間」の開始日を設定します。

これにより、開始日から期末日までを集計対象とした消費税申告書が作成できます。

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対象の申告区分や消費税処理方法を選択して「設定」ボタンをクリックしてください。

 

(2)仕訳伝票の入力

基本的な入力方法は今までと変わりませんが、

仕入税額控除ができない仕入先との取引では、「経過」欄で「控除80%」を選択してください。

・適格請求書発行事業者との取引では「経過」欄は「指定なし(空欄)」のままにしてください。

  「経過」欄をクリックすると 「指定なし」と「控除80%」 の切り替えができます。  

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(3)消費税申告書作成

消費税申告書の様式変更に対応いたしました。

また、2割特例にも対応いたしました。

2割特例の適用を受ける場合は、「消費税申告書作成」にて『「2割特例」を適用して消費税の申告をする』にチェックを付け、「集計開始」をクリックしてください。

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※2割特例を適用するには要件があります。制度の詳細、および適用要件に該当するかどうかは所轄の税務署にご確認ください。

 

 

 

Q.インボイスの登録番号(自社分、取引先分)を入力する欄はありますか。

 

A.消費税の還付申告、および、青色申告決算書/収支内訳書(一般用)を提出する方で、対象の欄に記入が必要な場合は入力してください。それ以外の場合、入力する欄はありません。

※自社分については、入力する欄はありません。

 

(1)消費税の還付申告書

「申告」→「消費税」→「消費税申告書作成」の「還付明細」→「主な棚卸・原材料・固定資産等の取得」タブに入力します。

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(2)青色申告決算書/収支内訳書(一般用)

「申告」→「決算書」→「青色申告決算書入力/収支内訳書入力(一般用)」の「売上/仕入金額の明細」タブに入力します。

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Q.2割特例には対応していますか。

 

A.2023年12月22日にダウンロード開始の、農業簿記12(Ver.12.01.00)から対応しております。

ソリマチクラブ会員様で、インターネットに接続されている場合はダウンロード・インストールできます。

 

 

 

Q.少額割特例には対応していますか。

 

A.少額特例に特化した機能は設けておりませんが、通常の仕訳伝票の入力をすれば仕入税額控除がされるようになっていますので、消費税申告に支障はございません。

 

 

 

Q.古いバージョンの農業簿記しか持っていません。どうしたら最新の農業簿記12を入手できますか?

 

A.ソリマチクラブ会員様で、インターネットに接続されている場合は、農業簿記11を起動すると自動的にバージョンアップ画面が表示されます。
画面に沿ってインストール、コンバートを行ってください。

 

農業簿記11以前の製品をご利用で、ソリマチクラブにご加入でない方は、オンラインショップから農業簿記12をご注文ください。

  旧バージョンの農業簿記をお持ちの場合、特別価格で農業簿記12をご提供できます。

  ※お持ちの農業簿記のバージョンによって、農業簿記12へのバージョンアップ価格が異なります。

  ※農業簿記12を注文されますと、1年間のソリマチクラブ(CD-ROM提供版)が無償で適用されます。

 

 

 

Q.「インボイス対応」ということは、請求書が出せるようになるのですか?

 

A.いいえ。農業簿記12で対応するのは「経理処理」および「消費税申告書」で、請求書を出すことはできません。

請求書の発行につきましては「インボイス王」または「販売王」のご利用をお勧めしております。

 

 

 

Q.ソリマチとの取引において、インボイス対応の請求書がほしい。

 

A.下記のお支払分につきましては、ソリマチホームページよりダウンロード提供いたします。

専用サイト【インボイス対応】請求明細ダウンロードよりダウンロードをお願いいたします。

 

■対象商品・サービス

バージョンアップ(会計王シリーズ/みんなの青色申告/農業簿記)

バリューサポートの新規購入/更新

ソリマチクラブの更新

※インボイス対応の「領収書」はご用意がございません。「請求書」での対応となります。

 

 

 

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Q.2023年10月1日以降の仕訳は、どう入力したらいいですか。

 

A.基本的な入力方法は今までと変わりませんが、

仕入税額控除ができない仕入先との取引では、「経過」欄で「控除80%」を選択してください。

・適格請求書発行事業者との取引では「経過」欄は「指定なし(空欄)」のままにしてください。

  「経過」欄をクリックすると 「指定なし」と「控除80%」 の切り替えができます。

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Q.仕訳伝票を入力していたら確認メッセージが表示されました。

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A.いったん[キャンセル]をクリックして入力画面に戻り、入力した仕訳伝票の「月/日」「経過」が正しいかご確認ください。

※R.5(2023)年データで、日付が「9月30日以前」かつ「控80」が選ばれていると表示されます。

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・インボイス制度の「免税経過措置」の適用開始日は「R.5(2023)年10月1日」です。

 日付が正しいかご確認ください。

・「経過」欄で「控除80%」を選択するのは、仕入税額控除が「できない」仕入先との取引のときです。

 「控除80%」の選択が正しいかご確認ください。

 

 

Q.「決算書」「青色申告決算書」「収支内訳書」を開こうとしたらエラーが表示されました。

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A.このメッセージは、R.5(2023)年データで、日付が「9月30日以前」かつ「控80」が選ばれている仕訳伝票が存在する場合に表示されます。

いったん[キャンセル]をクリックして、入力した仕訳伝票の「月/日」「経過」が正しいかご確認ください。

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対象の仕訳伝票を探すには?

①「日常」→「帳簿」→「簡易振替伝票入力」を開きます。

②左上の「検索」欄から「検索指定」を選択します。

③「検索指定」画面の「経過」欄にて「控除80%」を選択し、「開始」ボタンをクリックしてください。

④対象の仕訳伝票が表示されますので、入力内容をご確認ください。

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Q.「消費税申告書作成」を開こうとしたらエラーが表示されました。

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A.インボイス制度「免税経過措置」に対応した消費税申告書には、2023年12月22日にダウンロード開始の、農業簿記12(Ver.12.01.00)から対応しております。

ソリマチクラブ会員様で、インターネットに接続されている場合はダウンロード・インストールできます。

 

 

 

 

 

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Q.消費税申告のための設定は、どうしたらいいですか。

 

A.「消費税情報設定」と、仕訳伝票の見直しをお願いいたします。

 

(1)消費税情報設定

「初期」→「基本」→「消費税情報設定」を開きます。

年の途中から課税事業者となった場合は、「消費税情報設定」にて「消費税計算対象期間」の開始日を設定します。

これにより、開始日から期末日までを集計対象とした消費税申告書が作成できます。

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対象の申告区分や消費税処理方法を選択して「設定」ボタンをクリックしてください。

 

(2)仕訳伝票の入力

基本的な入力方法は今までと変わりませんが、

仕入税額控除ができない仕入先との取引では、「経過」欄で「控除80%」を選択してください。

・適格請求書発行事業者との取引では「経過」欄は「指定なし(空欄)」のままにしてください。

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Q.2023年10月1日以降の仕訳は、どう入力したらいいですか。

 

A.インボイス制度開始による経理処理への影響はありませんので、農業簿記の設定や、入力方法を

変える必要はございません。

 

 

 

 

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●インボイス制度の「免税経過措置」の仕訳入力・仕訳検索に対応いたしました。
対象:簡易振替伝票入力/振替伝票入力/出納帳/元帳/らくらく仕訳入力/仕訳日記帳
   仕訳辞書登録/振替伝票事例登録/お決まり仕訳登録

仕入税額控除ができない仕入先との取引では、「経過」欄で「控除80%」を選択してください。

 

(例)簡易振替伝票入力画面

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【補足】

インボイス制度が開始されると、免税事業者等の適格請求書発行事業者以外からの課税仕入れは消費税申告において仕入税額控除できないこととなります。

しかし、インボイス制度開始後6年間は仕入税額相当額の一定割合を仕入税額とみなして控除可能な経過措置が設けられています。

 

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※2026年に予定されている「控除50%」へは、今後のバージョンアップ製品で対応予定です。

 

 

●「免税経過措置」分の金額集計に対応いたしました(印刷結果も同様)。
対象:消費税集計一覧表/消費税集計一覧表

課税仕入の金額の下に、内訳として、全額控除分(控除100%)と免税経過措置分(控除80%)が表示されるようになりました。

※「控除80%」の仕訳が存在しない場合は、内訳は表示されません。

 

(例1)消費税集計一覧表

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(例2)消費税集計表

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●「免税経過措置」分の家事関連費按分ができるようになりました(個人事業者のみ)。
対象:家事関連費按分表

家事按分対象の勘定科目の仕訳に、全額控除分(控除100%)と免税経過措置分(控除80%)が混在している場合、全額控除分(控除100%)と免税経過措置分(控除80%)それぞれの家事按分仕訳が作成されます。

※この場合、「家事分を比率で入力する」のみ選択ができます(「金額で入力する」は選択ができなくなります)。

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●「免税経過措置」分の従事分量配当の入力に対応いたしました(農事組合法人のみ)。
対象:決算書

「決算書」の「剰余金処分」ボタンをクリックすると、「従事分量配当金」を入力できます。

右欄にチェックを付けていて、かつ組合員に免税事業者がいる場合は、その下の欄に、対象組合員に支払った金額分を入力してください(入力した金額分は「控除80%」の対象となります)。

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●インボイス制度により、期中で課税事業者となった場合の消費税申告に対応いたしました。
対象:消費税情報設定/消費税申告書作成

年の途中から課税事業者となった場合は、「消費税情報設定」にて「消費税計算対象期間」の開始日を設定します。

これにより、開始日から期末日までを集計対象とした消費税申告書が作成できます。

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●2割特例を受ける場合の消費税申告に対応いたしました。
対象:消費税申告書作成

2割特例を受ける場合は、「消費税申告書作成」にて『「2割特例」を適用して消費税の申告をする』にチェックを付け、「集計開始」をクリックしてください。

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※2割特例を適用するには要件があります。制度の詳細、および適用要件に該当するかどうかは所轄の税務署にご確認ください。

 

 

 

 

 

 

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