「タイムカード入力」画面で集計した勤怠情報を「給与データ入力(台帳形式/一覧形式)」画面に転送する際に、改正労働基準法に適用して60時間を超える残業時間がある場合は、転送後に「給与データ入力(台帳形式/一覧形式)」にて各種残業時間数を手入力することで残業の自動計算をすることができます。
以下の方法をご確認ください。
例として以下の反町花子さんの残業時間を取り込む場合でご案内いたします。
〇反町花子さん
普通残業時間 深夜残業時間
45時間迄 :26時間 45時間迄 :19時間
45~60時間迄 :1時間 45~60時間迄 :14時間
60時間超 :3時間 60時間超 :0時間
合計 :30時間 合計 :33時間
<操作手順>
1.「労務管理」→「タイムカード入力」(給料王18以前の場合には、【労務管理】タブ→「就業」→「タイムカード入力」)を開きます。
2.社員を選択し、勤怠データを入力します。
※「給与データ入力(台帳形式/一覧形式)」画面に転送されるのは、画面下の灰色の合計部の数字になります。
3.画面上部の[転送]ボタンをクリックします。
4.「転送先給与年月」は、給料王のどの月に転送するか指定します。
選択できる月は“最新給与月”か“最新給与月より1ヶ月前の給与処理月”です。
※下図の場合は給料王の最新給与月が「1月」となっているため、「転送先給与年月」は「1月」か「12月」から選択が出来ます。
5.「転送条件」を指定し[転送]ボタンをクリックします。
6.転送結果がメモ帳画面に記載され表示されます。
7.以下の確認メッセージが表示されますので[OK]ボタンをクリックします。
8.「タイムカード入力」画面を閉じます。
9.「給与」→「給与データ入力(台帳形式/一覧形式)」を開き、該当社員を選択します。
10.画面左上の[計算処理]ボタンをクリックします。
計算条件は「社員情報より計算」を選択し、対象社員は該当する方を選択します。
11.「取り込んだ勤怠情報を使用する」にチェックマークを入れて[設定]ボタンをクリックします。
12. 以下の確認メッセージが表示されますので[OK]ボタンをクリックします。
13. 画面中央上[残業/代替]ボタンをクリックします。
14.「残業/代替休暇入力」画面が表示されます。
転送をした「普通残業時間」は「45時間迄」の箇所に集計されるので、
それぞれの内訳に時間数を手入力します。
※「残業/代替休暇入力」画面では、対象社員全員の時間外労働時間数が入力できます。
※その他の『深夜残業』『休出残業』『休出深夜』『法内残業』に関しては
画面下の▸マークをクリックし、内訳に合わせて残業時間数の入力をお願いします。
※【残業代を手入力する】にチェックマークを入れると、金額も直接手入力できるようになります。
15. 画面下の[設定]ボタンをクリックします。
16.入力した内容を元に各種残業時間、金額が反映されているかご確認ください。
※「残業/代替休暇入力」画面で入力した内容を元に自動計算され、
「給与データ入力(台帳形式/一覧形式)」には合算された時間数と金額が反映されます。