2023年4月5日(水)より「MA1」のサービスパックのプログラム提供をインターネット経由で開始いたします。
本サービスパックでは2023(令和5)年10月1日から開始するインボイス制度での免税事業者等からの課税仕入れに係る経過措置に対応しました。
「MA1」の起動時に表示される[オンラインアップデート]を実施していただくと新たに追加された機能をご利用いただけます。
インストールは通常数分程度で完了し、今までの設定などはそのまま引き継がれますので、ご安心ください。
A:機能アップ内容
インボイス制度開始に伴い、免税事業者等からの課税仕入れに係る経過措置に対応しました
2023(令和5)年10月1日から開始するインボイス制度では免税事業者等の適格請求書発行事業者以外からの課税仕入れは消費税申告において仕入税額控除できないこととなりますが、インボイス制度開始後6年間は仕入税額相当額の一定割合を仕入税額とみなして控除可能な経過措置が設けられています。
2023(令和5)年10月1日~ 免税事業者等からの仕入れにつき80%控除可能
2026(令和8)年10月1日~ 免税事業者等からの仕入れにつき50%控除可能
2029(令和11)年10月1日~ 免税事業者等からの仕入れについては控除不可
本プログラムを適用していただくことで、新たに経過措置取引に対応する「経過」欄が追加されます。
これにより、2023(令和5)年10月1日以降の取引で、免税事業者等からの課税仕入れに係る経過措置仕訳について「経過」欄より仕入税額控除率「控除80%」「控除50%」が選択できるようになります。
※「経過」欄は2023(令和5)年10月1日以降の取引を入力する際に設定していただく機能となります。
インボイス制度開始後、免税事業者等からの課税仕入取引がある場合、「簡易振替伝票入力」や「元帳」等の帳簿入力画面に追加された「経過」欄で「控除80%」や「控除50%」を選択することで経過措置対象仕訳を登録できます。
指定なし(空欄)
2023(令和5)年9月30日以前の取引による課税仕入れ、および2023(令和5)年10月1日以降の取引で、かつ、適格請求書発行事業者からの課税仕入れの場合に選択します。
控除80%(控80)
2023(令和5)年10月1日~2026(令和8)年9月30日の取引日付で免税事業者等からの課税仕入れにつき80%控除の特例を適用する場合に選択します。
控除50%(控50)
2026(令和8)年10月1日~2029(令和11)年9月30日の取引日付で免税事業者等からの課税仕入れにつき50%控除の特例を適用する場合に選択します。
※なお、経過措置期間外の取引日付で「控除80%」や「控除50%」を選択すると、エラーメッセージが表示されます。
エラーメッセージにて[キャンセル]ボタンをクリックして取引日付や「経過」欄の選択肢を見直してください。
※[OK]ボタンをクリックするとエラーを無視して登録されます。
「導入」→「勘定科目設定」にて勘定科目や補助科目ごとに「経過」欄を設定することができます。
※2023年10月1日以降の仕訳を入力する時に設定していただくと便利です。
「導入」→「取引摘要辞書登録」や「振替伝票事例登録」、「お決まり仕訳登録」の仕訳事例登録画面でも「経過」欄を設定することができます。
※2023年10月1日以降の仕訳を入力する時に設定していただくと便利です。
「消費税集計表」や「消費税集計一覧表」で免税事業者等からの課税仕入れに係る経過措置仕訳についても金額や消費税の集計を行うことができます。
消費税集計表(表示切替:科目別区分別一覧)
消費税集計表(表示切替:科目選択表示)
消費税集計一覧表
月次報告書のPDF出力に対応しました
「分析」→「月次報告書」にて「出力形式」(Excel/PDF)の選択肢が追加され、「PDF」を選択して月次報告書をPDFファイルとして出力できるようになります。
「出力形式」にて「Excel」もしくは「PDF」が選択できるようになりました。
B:サービスパック適用方法
「MA1」の起動時に表示される下のいずれかのメッセージに対し、[はい]または[OK]を選択していただくことで上記機能アップ内容をご利用いただけます。
インストール後は今までの設定などはそのまま引き継がれますので、引き続きご利用いただけます。
※以降は画面の指示に沿って、インストールしてください(インストールは通常数分程度で完了します)。
「MA1」の起動後は下のメッセージが表示される場合があります。
[OK]をクリックするとデータの更新が行われます(データの更新には少し時間がかかります。
処理を中断せず、そのままMA1が起動するまでお待ちください)。