令和5年(2023年)データに入力するべき仕訳を、令和4年(2022年)のデータに入力してしまった場合、「帳簿」→「前年仕訳表示」機能を利用して、令和4年(2022年)データに入力した仕訳を令和5年(2023年)データに移行することができます。
下記A~Dの操作をお試しください。
B:2022年データに誤って入力した2023年の仕訳を、2023年データへ移行します
C:2022年データに誤って入力した2023年の仕訳を削除します
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<操作手順>
A:2023年データが作成されていることを確認します
1.「ファイル」→「データ選択」を開きます。
2.2023年のデータが選択されていることを確認します。
<2023年データが選択されている場合>
画面下の[閉じる]をクリックし、手順3へお進みください。
<2023年データが選択されていない場合>
2023年データをクリックし、画面下の[選択]をクリックし切り替え後、手順3へお進みください。
<2023年データが作成されていない場合>
画面下の[閉じる]をクリックし、「決算」→「データ次年度更新」より2023年データを作成後、【B:2022年データに誤って入力した2023年の仕訳を、2023年データへ移行します】へお進みください。
「データ次年度更新」の方法について詳しくはこちらをご参照ください。
3.「ファイル」→「データ同期」より現在選択中の会計データを格納します。
4.「ファイル」→「データ同期」より対象データを更新モードで取得します。
データ取得終了後、下のメッセージが表示されますので[はい]をクリックし最新年度(例では2023年)が選択されていることをご確認ください。
引き続き、【B:2022年データに誤って入力した2023年の仕訳を、2023年データへ移行します】へお進みください。
B:2022年データに入力した2023年の仕訳を、2023年データへ移行します
1.「帳簿」→「簡易振替伝票入力」を開き、画面上の[機能]をクリックします。
2.画面左の「表示」より[仕訳作成日を表示する]をクリックし、画面下の[OK]をクリックします。
3.2022年データに入力した2023年の仕訳を取り込むため、画面右上の[前年仕訳]をクリックします。
4.2022年データの「簡易振替伝票入力」画面が表示されますので、画面左下の[全表示]タブをクリックします。
5.画面左上の[表示順]より[入力順]をクリックします。
6.2022年データに誤って最近入力した2023年の仕訳が画面下方に表示されます。
仕訳の内容や仕訳行右にございます「仕訳作成日」をもとに、2022年の取引か2023年の取引かをご判断ください。
7.2022年データに誤って入力した2023年の仕訳については、後ほど削除を行います。
月/日、伝票№、仕訳作成日も含め、仕訳の内容をメモなどに控えておいてください。
8.2022年データに誤って入力した2023年の仕訳についてはクリックし、画面左上の[選択・解除]ボタンをクリックします。
選択した仕訳は、仕訳の背景色が黒(紺色)に反転します。
※すべての仕訳を選択する場合は[全選択]ボタンをクリックいただくと便利です。
※選択した仕訳を解除する場合は、再度該当の仕訳を選択した状態で、画面左上の[選択・解除]ボタンをクリックしてください。仕訳背景色が白色(黄色)に戻ります。
9.必要な仕訳をすべて選択し終えましたら、画面上部の[取り込み]ボタンをクリックします。
10.取込設定画面が表示されます。
「日付設定」が「変更しない」になっていること、「金額設定」が「金額を0円で取り込む」のチェックが外れていることを確認し、画面下の[取り込み]をクリックします。
※登録する伝票の伝票日付に応じて税率を変換する
取り込み後の伝票日付に応じた標準消費税率に変更して仕訳を取り込む場合はONにします(税額も自動計算されます)。
税率をそのまま取り込む場合はOFFにします。
11.取り込み処理が完了すると下のメッセージが表示されますので、[OK]をクリックします。
12.「前年仕訳表示」画面は右上の[終了]をクリックし、終了します。
13.「簡易振替伝票入力」画面に戻ります。
画面左下の[全表示]タブをクリックします。
14.2022年データに誤って入力した仕訳が2023年に移行されていることをご確認ください。
15.「簡易振替伝票入力」の画面上にございます[機能]をクリックします。
画面左の「表示」より[仕訳作成日を表示する]をクリックしチェックを外し、画面下の[OK]をクリックします。
16.画面右上の[終了]をクリックし、「簡易振替伝票入力」画面を終了してください。
引き続き、【C:2022年データに誤って入力した2023年の仕訳を削除します】へお進みください。
C:2022年データに誤って入力した2023年の仕訳を削除します
1.「ファイル」→「データ選択」を開き、2022年データに切り替えてください。
2.「帳簿」→「簡易振替伝票入力」を開き、画面上の[機能]をクリックします。
3.画面左の「表示」より[仕訳作成日を表示する]をクリックし、画面下の[OK]をクリックします。
4.画面左下の[全表示]タブをクリックします。
5.画面左上の[表示順]より[入力順]をクリックします。
6.B-手順7でメモに控えていただきました伝票(2022年データに誤って最近入力した2023年の仕訳)を削除します。
7.B-手順7でメモに控えていただきました伝票(2022年データに誤って最近入力した2023年の仕訳)を1つクリックし(図:ア)、画面左上の[削除]をクリックします(図:イ)。
※[削除]が押せない場合は、「帳簿」→「振替伝票入力」より入力された伝票です。
対象伝票をダブルクリックすると、「振替伝票入力」画面に対象伝票が表示されますので、画面上の[伝票削除]より削除することができます。
画面右上の[終了]をクリックすると、「簡易振替伝票入力」画面に戻ります。
8.B-手順7でメモに控えていただきました、伝票(2022年データに誤って最近入力した2023年の仕訳)が複数ある場合は、対象伝票を1つずつ削除してください。
※2022年データに登録済みのすべての仕訳が2023年の仕訳の場合は「簡易振替伝票入力」画面を終了し、「ツール」→「仕訳データ一括削除」より一括で全削除することができます。
9.2022年データに誤って入力した2023年の仕訳の削除が完了しましたら、「簡易振替伝票入力」の画面上にございます[機能]をクリックします。
画面左の「表示」より[仕訳作成日を表示する]をクリックしチェックを外し、画面下の[OK]をクリックします。
10.「簡易振替伝票入力」画面は右上の[終了]より終了します。
引き続き、【D:2022年データの期末残高を、2023年データの開始残高に繰り越します】へお進みください。
D:2022年データの期末残高を、2023年データの開始残高に繰り越します
1.「ファイル」→「データ選択」を開き、2023年データに切り替えます。
2.下のメッセージが表示されますので、[はい]をクリックします。
※上のメッセージが表示されない場合は「導入」→「期末残高繰越処理」を開きます。
3.「期末残高繰越処理」画面が開きます。
「前期」欄に2022年データ(図:ア)が、「今期」欄に2023年データ(図:イ)が表示されていることをご確認ください。
4.画面左下の「減価償却資産情報を繰り越す」「手形情報を繰り越す」にチェックが入っていることをご確認いただき(図:ア)、画面下の[OK]をクリックしてください(図:イ)。
5.下のメッセージが表示されますので、[OK]をクリックします。
6.下の画面が表示されている間は、そのまましばらくお待ちください。
7.下のメッセージが表示されたら、期末残高繰越処理は完了となります。
[OK]をクリックしてください。
8.ダイレクトメニューに戻りましたら、操作は完了となります。
操作終了後に選択されているデータは2023年データです。