会計王PRO製品をピア・ツー・ピア接続でご利用されている場合に、クライアントパソコンの会計王PRO起動時にホストパソコンのSQL Serverに接続をする際に「データベースへの接続に失敗しました~」等のメッセージが表示され、接続ができない場合は以下の対処方法にて設定/確認を行います。
<対処方法>
A.ホストパソコンにてピア・ツー・ピア 環境設定を確認します。
B.ホストパソコンの会計王PROにて利用者設定を確認します。
C.ホストパソコンの会計王PROにてサーバー名をメモに控えます。
D.クライアントパソコンの会計王PROを起動し、ホストパソコンに接続します。
F.SQL Serverをファイアウォールの例外設定を行います。
<操作手順>
A.ホストパソコンにてピア・ツー・ピア 環境設定を確認します。
1.ホストパソコンの会計王PROを終了し、[ソリマチ製品 サポートと設定ツール]を開きます。
※ご利用のOSにより、操作が異なります。
<Windows11の場合>
Windowsのスタートボタン →[すべてのアプリ]→[ソリマチ アプリケーション]→[ソリマチ製品 サポートと設定ツール]を選択します。
<Windows10の場合>
Windowsのスタートボタン →[ソリマチ アプリケーション]→[ソリマチ製品 サポートと設定ツール]を選択します。
<Windows8.1の場合>
デスクトップ画面からキーボードでWindowsキー( )を押下し、マウスカーソルを画面左下に移動して をクリック後、「アプリ」画面から[ソリマチ製品 サポートと設定ツール]を選択します。
2.「会計王XXPRO」→「ピア・ツー・ピア環境設定」を開きます。
※製品のバージョンによりフォルダー名が異なります。上記「XX」には製品バージョンの数字が入ります。
※「ユーザーアカウント制御」画面が表示された場合は、「はい」をクリックします。
3.「ピア・ツー・ピア環境設定」画面が表示されます。画面内の製品名を確認し、ホストに接続する
クライアントのシリアル番号が入力されているか確認します。クライアントのシリアル番号が入力されていない場合は、クライアントのシリアル番号を入力し、画面下の[設定]ボタンをクリックします。
※すでに入力されている「シリアル番号」は、ホスト側のシリアル番号です。(入力・変更できません)
4.下のメッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。
5.ホストパソコンにて「会計王PRO」を起動しますと、設定が有効になります。引き続き、手順Bへお進みください。
B.ホストパソコンの会計王PROにて利用者設定を確認します。
ホストパソコンにて「会計王PRO」を起動後、「ファイル」→「利用者設定」を開き、クライアント用のユーザーが登録されているか確認します。
※クライアント用のユーザーが登録されていない場合は、画面下部「利用者登録」ボタンをクリックして登録します。
クライアント用のユーザーが登録されている場合や手順Bにてクライアント用のユーザーを登録した場合は、引き続き手順Cへお進みください。
C.ホストパソコンの会計王PROにてサーバー名をメモに控えます。
ホストパソコンの「会計王PRO」画面右下に表示されているホストパソコンのサーバー名をメモに控え、手順Dへお進みください。
D.クライアントパソコンの会計王PROを起動し、ホストパソコンに接続します。
1.クライアントパソコンにインストールした会計王PROを起動します。
2.〔オンラインアップデート〕画面が表示されましたら、[はい]ボタンをクリックし、最新のプログラムをダウンロード後、インストールを行います。
3.初回起動時には下の画面が表示されますので、[接続するSQL Serverを変更する。]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
4.「接続先設定」画面が表示されますので、「SQL Server」枠の▼ボタンをクリックし、表示されるドロップダウンリストから、手順Cでメモに控えていただいたホストパソコンの会計王PROのサーバー名を選択し、[接続]ボタンをクリックします。
<SQL Server 2017の場合>
<SQL Server 2012の場合>
※ホストパソコンのサーバー名が「SQL Server」枠のドロップダウンリストの選択肢に表示されない場合は、「SQL Server」欄に、手順Cでメモに控えていただいたホストパソコンの会計王PROのサーバー名を直接手入力していただき、[接続]ボタンをクリックしてください。
5.ホストパソコンに接続すると、「ログイン」画面が表示されます。
ホストパソコンの会計王PROにて手順Bにて「ファイル」→「利用者設定」で確認したクライアントパソコン用の「ユーザー名」と「パスワード」を入力し、[ログイン]ボタンをクリックします。
6.「データ選択」より該当の事業所フォルダーをダブルクリックして開き、処理する会計データをクリックして、画面右下[選択]ボタンよりデータを選択しご利用ください。
E.ホスト、クライアント共にpingの確認を行います。
1.クライアントパソコンにて、「コマンドプロンプト」を開きます。
※ご利用のOSにより、操作が異なります。
<Windows11場合>
Windowsのスタートボタンをクリックし、「すべてのアプリ」(図:a)→「「Windows ツール」(図:b)→「コマンドプロンプト」(図:c)をクリックします。
(図:a)
(図:b)
(図:c)
<Windows10の場合>
Windowsのスタートボタンをクリックし、「Windowsシステムツール」→「コマンドプロンプト」をクリックします。
<Windows8.1の場合>
Windowsの[スタート]ボタンを右クリックし、「コマンドプロンプト」をクリックします。
2.カーソルが点滅している位置に「ping△ホストのコンピューター名」(△は半角スペース)を入力してキーボードの「Enter」キーを押してください。
<コンピューター名確認方法>
3.下記のOS別の応答結果に基づき、接続状態を確認してください。
・Windows11/10/8.1の場合
≪正しい応答≫
「XXXX からの応答~」が4つ続く場合は、問題なくつながっている状態です。
→手順F以降の設定を行ってください。
それ以外の結果が返ってきた場合は、TCP/IPにて通信ができていないか、入力したコマンド、またはコンピューター名が間違っている可能性があります。
詳しくは、ネットワーク管理者様等にお問い合わせください。
4. 同様にホストパソコンでも手順E1~2を参考に「コマンドプロンプト」より、「ping△クライアントのコンピューター名」(△は半角スペース)を入力し、正しい応答が返ってくることを確認してください。
F.SQL Serverをファイアウォールの例外設定を行います。
1.SQL Serverをファイアウォールの例外設定にする方法を行います。
→例外設定方法に関してはこちらをご参照ください。
2.クライアントパソコンからホストパソコンのサーバーに接続をお試しください。
上記の方法でも接続できない場合は手順G以降の操作をお試しください。
G.Windowsの「パスワード保護共有」を確認します。
※ホストとなるパソコンで操作を行います。
1.「コントロールパネル」を開きます。
※ご利用のOSにより、操作が異なります。
<Windows11の場合>
Windowsの「スタート」ボタンをクリックし、画面上の「検索するには、ここに入力します」欄に「コントロールパネル」と入力し、Enterキーを押します。
<Windows10/8.1の場合>
Windowsのスタートボタン→「Windowsシステムツール」→「コントロールパネル」を選択します。
※Windows 8.1の場合はキーボードのWindowsマークキーを押しながら「X」キーを押下し、「コントロールパネル」を開きます。
2.画面右上の「表示方法」を「カテゴリ」とします。
3.[ネットワークの状態とタスクの表示]をクリックします。
4.画面左の「共有の詳細設定の変更」をクリックします。
5.「すべてのネットワーク」右の丸いアイコンをクリックします。
※ご利用のOSにより、操作が異なります。
<Windows11の場合>
「すべてのネットワーク」右の「∨」マークの上をクリックします
<Windows10/8.1の場合>
「すべてのネットワーク」右の丸いアイコンをクリックします。
6.画面下の「パスワード保護共有」をオフまたは、『パスワード保護共有を無効にする』をクリックして選択します。
※ご利用のOSにより、操作が異なります。
<Windows11の場合>
「すべてのネットワーク」下の「パスワード保護共有」は「オフ」を選択してください。
<Windows10/8.1の場合>
一番下までスクロールし、「パスワード保護共有」の『パスワード保護共有を無効にする』をクリックして選択し、画面下部の[変更の保存]をクリックします。
7.設定後、クライアントからの接続をお試しください。
上記の方法でも接続できない場合は手順H以降の操作をお試しください。
H.SQL Serverのサービスの状態を確認します。
1.Windows Update等によりSQL Serverが停止している場合がございます。SQL Serverのサービスの状態を確認していただき、停止状態の場合は手動で「開始」していただく操作を行ってください。
→操作方法に関してはこちらをご参照ください。
2.SQL Serverが開始していることを確認後、クライアントパソコンからホストパソコンのサーバーに接続をお試しください。
上記の方法でも接続できない場合は手順Iの操作をお試しください。
I.プロトコルの有効化を行います。
SQLServerセキュリティ構成と構成マネージャーからSQLServerの設定を見直します。
1.以下の方法で「SQL Server構成マネージャー」を開きます。
(ア)キーボードの「Windowsキー()」+「R」を押し「ファイル名を指定して実行」を表示します(またはデスクトップ画面のスタートボタンを右クリックし、表示されたリストから「ファイル名を指定して実行」をクリックします)。
(イ)以下のフォルダーパスをコピーして、「名前」欄に貼り付けて[OK]ボタンをクリックします。
<SQL Server2017の場合>
C:¥WINDOWS¥SysWOW64¥SQLServerManager14.msc
※SQL Server2017は64bit版OSにのみ対応しています。
<SQL Server2012の場合>
・32bit版OSの場合こちらをコピー→C:¥WINDOWS¥System32¥SQLServerManager11.msc
・64bit版OSの場合こちらをコピー→C:¥WINDOWS¥SysWOW64¥SQLServerManager11.msc
<SQLServer2008の場合>
・32bit版OSの場合こちらをコピー→C:¥WINDOWS¥System32¥SQLServerManager10.msc
・64bit版OSの場合こちらをコピー→C:¥WINDOWS¥SysWOW64¥SQLServerManager10.msc
※コピーと貼り付けがうまくいかない場合は、お手数ですが「名前」欄に手入力してください。
※ユーザーアカウント制御画面が表示されましたら、[はい]ボタンをクリックします。
2.左の画面から「SQL Serverネットワークの構成」-「使用しているインスタンス名のプロトコル」をクリックします。
3.右の画面で「共有メモリ」、「名前付きパイプ」、「TCP/IP」の「状態」をすべて『有効』にします。『有効』になっていない場合は、変更するプロトコル名を右クリックして、「有効化」をクリックします。
4.警告メッセージは[OK]ボタンをクリックします。
5.「SQL Server構成マネージャー」の左の画面から「SQL Server のサービス」をクリックします。
6.右側の画面で「SQL Server (使用しているインスタンス名)」と「SQL Server Browser」を右クリックして、「再起動」をクリックします。
7.両方の再起動が完了したら、製品を起動してピア・ツー・ピア接続をお試しください。
上記の方法でも接続できない場合は手順Jの操作をお試しください。
J. SQLCheckツールを試します。
SQLCheckは、製品起動時に「SQLServerの接続設定」画面が表示されたり、SQLServerへの接続に失敗したりした時に、接続状況を改善させるためのツールです。
※本ファイルは弊社王シリーズ製品での利用を目的としたものとなります。それ以外の目的で使用しないでください。
また、万が一そのような使用において発生した問題につきましては、弊社では責任を負いかねますので、あらかじめご了承願います。
1.上記ファイル名を右クリックして、「対象をファイルに保存」(または「名前を付けてリンク先を保存」など)をクリックします。
<Microsoft Edgeの場合>
<Google Chromeの場合>
2.「名前を付けて保存」画面が表示されましたら、デスクトップを指定して、[保存]をクリックします。
3.デスクトップに保存した「SQLCheck.exe」をダブルクリックします。
4.「SQLサーバー」にサーバー名を入力して[チェック開始]をクリックします。
※サーバー名=「コンピューター名¥SORIMACHIXXXX」
※LANパックやピア・ツー・ピアでお使いの場合で、クライアントから操作を行う場合は、指定する「SQLサーバー」はホストのサーバー名を指定します。
5.処理結果へ「チェック終了」と表示されるまでお待ちいただき、再度[チェック開始]をクリックします。
6.「チェック終了」が表示されましたら、もう一度、[チェック開始]をクリックします。
7.3回目のチェックが完了しましたら、画面を閉じ、製品の起動をお試しください。
※現象が改善されなかった場合は、SQLCheckの結果画面を表示した状態で、サポートセンターにお問い合わせください。
8. 手順D.を行い、クライアントパソコンからホストパソコンのサーバーに接続をお試しください。