「MoneyLink入金明細取込」は、日々の入金業務を効率化するために、製品の付属ツールである「MoneyLink」で取り込んだ明細データを元に入金伝票を登録することができる機能です。
※「MoneyLink」は本製品をインストールしたタイミングで自動的にインストールされます。
※「MoneyLink」の操作方法は、製品に同梱されている「MoneyLink操作マニュアル」をご覧いただくか、以下のQ&Aをご参照ください。
※18シリーズにて「MoneyLink入金明細取込」機能を利用する場合は、2017/04/28に提供されたサービスパックをインストールする必要があります。こちらのQ&Aの手順Bの方法をご参照ください。
【操作手順】
※操作の前にバックアップをお取りください。
A.MoneyLinkから明細を取り込む
入金伝票の元となる明細をMoneyLinkから取り込みます。
※事前にMoneyLink側で金融機関から明細を取り込んでおく必要があります。詳しくはこちらのQ&Aをご参照ください。
1.ダイレクトメニューの「販売業務」-「MoneyLink入金明細取込」を開きます。
※初回起動時には以下のメッセージが表示されますので、[OK]をクリックします。
2.画面上部の[明細取込]をクリックします。
3.「MoneyLinkログイン」画面が表示されますので、「利用者ID」と「パスワード」を入力して、[ログイン]をクリックします。
4.取り込みを行うWeb明細帳にチェックを入れ、[設定]をクリックします。
※Web明細帳を表示するためには、事前にMoneyLinkでの設定が必要です。詳しくはこちらのQ&Aをご参照ください。
※Web明細帳を複数選択することもできます。
5.明細の取り込み方法を選択し、[実行]をクリックします。
6.明細の取り込み結果が表示されますので、必要に応じて明細の対応付けを行います。
B.明細の対応付け
入金伝票を作成するためには、取り込んだ明細に対してどの請求先で伝票を作成するのかを対応付ける必要があります。
MoneyLink側の入金者の名称と販売王での請求先名称が一致している場合には、自動的に対応付けを行います。
名称が一致しない場合には、手動で請求先を対応付ける必要がありますのでご注意ください。
1.自動的に対応付けがされた場合
「入金明細の取引内容」にある入金者の名称(トモダ シンヤ/カジノ コウジ)と、販売王の得意先登録におけるフリガナが一致したため、「請求先コード」、「請求先名」が自動的に対応付けされた状態になっています。
※自動でされた対応付けが誤っている場合は、手動で変更を行う必要があります。詳しくは以下の「3.手動で対応付けを行う場合」をご参照ください。
2.自動的に対応付がされなかった場合
「入金明細の取引内容」にある入金者の名称に該当する、販売王の得意先が存在しないため「請求先コード」、「請求先名」が空欄になっています。
該当の明細を入金伝票として登録するためには、以下の「3.手動で対応付けを行う場合」を参考に対応付けを行う必要があります。
3.手動で対応付けを行う場合
(ア)対応付けを変更したい明細の「請求先コード」欄をクリックして、表示された[▼]をクリックします。
(イ)「得意先の検索:絞込み」画面が表示されますので、対応付けたい請求先をダブルクリックします。
(ウ)指定した請求先と取引明細を対応付けることができました。
4.2回目以降の明細取込の場合
設定した対応付けなどは取込ルールとして保存されるため、対応付け後に画面を閉じたり、「MoneyLink入金明細取込」で入金伝票を作成したりした場合は、次の取り込み時には同じ対応付け操作を行う必要はなくなります。
ただし、前回に存在しなかった取引内容については、初回同様の設定を行う必要がありますので、ご注意ください。
また、取り込みルールは「明細取込辞書」として保存され、画面上部の[辞書設定]より変更することも可能です。
C.入金伝票の登録
MoneyLinkから明細を取り込み、請求先との対応付けが終わりましたら、入金伝票として取り込むことが可能です。
1.「MoneyLink入金明細取込」画面にて、入金伝票として取り込みたい明細の「登録対象」欄にチェックを入れます。
※マウスを左クリックすることでチェックの付け外しができます。取り込みたくない明細のチェックは外します。
【こんなときは】
・すべてのチェックを外したい時は、キーボードの「Shift」キーを押しながら画面上部の[一括解除]をクリックします。
・不要な取引内容を自動的に登録対象にしないようにしたい場合は、「ステータス」欄をクリックして『除外』にします。
次回以降は画面上部の「除外された明細も表示」にチェックを入れない限り、明細としては表示されなくなります。
2.取引内容に応じて、「明細区分」を『入金(振込)』か『入金(振込手数料)』かを選択します。
3.入金伝票の元となる売上伝票を選択します。これにより選択した売上伝票と、これから作成される入金伝票を自動的に消し込むことができます。
(ア)[伝票を選択する]をクリックします。
(イ)「入金元の売上伝票選択」画面が表示されますので、対象となる売上伝票の「選択対象」欄をクリックしてチェックを入れ、画面下部の[設定]をクリックします。
※相手となる売上伝票は複数選択することもできます。
※設定後は「選択売上伝票数」にチェックを入れた売上伝票の件数が表示されます。
【注意1】
目的の売上伝票が表示されない際は、次のいずれかの場合が考えられます。
・売上伝票の日付が入金伝票の日付より後の場合
・すでに消し込みがされている場合
・他の伝票候補ですでに選択されている場合
・伝票が請求済みになっていない場合
【注意2】
入金金額と選択した売上伝票の合計金額に差異が生じた場合は、以下の警告が表示されます。
◇[はい]を選択した場合
差異が入金伝票の明細に「振込手数料」として登録されます。
◇[いいえ]を選択した場合
差異は無視されて入金金額のまま伝票が登録されます。この場合でも消込は行われます。
3.画面左上の[伝票登録]をクリックします。
4.確認メッセージが表示されますので、[はい]をクリックします。
※伝票登録時に何らかの理由で登録が行えない場合は、以下のメッセージが表示されます。
[OK]とすることで原因が記載されたログファイルが表示されますので、内容を確認して必要に応じて対応を行ってください。
【エラー例】
[Web明細帳:ジャパンネット銀行][入金]
伝票日付 [XXXX/XX/XX] エラー内容 [売掛残高がマイナスになりますが、よろしいですか?] / 【詳細】 入金明細の取引内容 [振込 ナナシ ゴンベエ] 請求先コード [102] 入金金額 [4,700円]
◇理由
入金に対して売掛残高が少ない状態です。対応付けた請求先が間違っているか、未入力の売上がある、過入金などの理由が考えられます。
◇ログファイルの作成先
ログファイルは以下のフォルダーに常時上書きで保存されます。
保存先:C:\Users\(ユーザー名)\Documents\Sorimachi\SprXX
※「XX」にはお使いのバージョンが入ります。
ファイル名:MLInsertErrLog.log
5.ダイレクトメニューの「販売業務」-「入金入力」を開き、登録された伝票を確認します。
※「MoneyLink入金明細取込」から作成された伝票の「備考」は、『~(MoneyLink)』のように表記されます。
【注意】
一度入金伝票として登録した明細を再び取り込んで入金伝票として登録することはできません。
取り込んだ明細を誤って伝票登録した場合は、「入金入力」で修正または削除します。
登録した入金伝票を削除した場合は、再度明細から作成することはできないため、通常の入金伝票と同様に手入力する必要があります。
※取り込み前のバックアップを復元することで、再度同じ明細から入金伝票を作成することは可能です。
【こんなときは】
◇[伝票登録]をクリックした時に以下のメッセージが表示された場合
取り込んだ明細の「伝票日付」で入金伝票が作成されるため、指定した請求先において、その期間の請求締切が済んでいる場合は、以下のメッセージが表示され登録ができません。
対処方法について詳しくはこちらのQ&Aをご参照ください。