得意先との取引の結果、売上が生じた時点でその内容を登録します。
小売伝票は、同時に入金が発生するため、請求書の対象となりませんが、掛売伝票はここで登録した後に「請求処理」で請求書の発行、得意先から入金されたタイミングで「入金処理」を行い売掛金の管理をします。
また、見積書の番号を指定することでその内容を売上伝票の内容とすることができますし、登録済の予約伝票を売上伝票に変更することもできます。登録された売上伝票は、登録と同時に売上として計上されます。
この処理でも登録した売上伝票に基づく請求書(払込取扱票、納品書)を印刷できます。
<操作手順>
1.「日次」-「売上伝票入力」を開きます(メニューバーからは「売上」-「売上伝票入力」)。
2.ヘッダ部を入力します。
■伝票区分:入力する売上伝票が「小売伝票」か「掛売伝票」かをドロップダウンリストから選択します。
■伝票日付:伝票の日付を入力します。付属の左右ボタンで日付を設定することもできます。
■見積番号:「見積書入力」で登録した見積書番号を入力すると、見積内容がこの画面に転送されます。
■赤伝:表示されている売上伝票に対し、赤伝を発行したい場合、チェックボックスをONにします。削除したい売上伝票と同額のマイナス伝票を発行することで、請求額を±0とします。
■伝票番号:伝票の番号を半角13文字以内で入力します。「環境設定」で設定した「自動番号付与」に従って自動設定されますが、変更も可能です。登録済みの伝票番号を入力すると、その伝票が表示されます。伝票番号は予約伝票と共通です。
■得意先名:得意先のコードを入力、または参照ウィンドウから選択します。新規以外の伝票は得意先の変更は出来ません。
■発送先名:得意先と発送先が違う場合に、発送先を指定します。発送先コードを入力、または参照ウィンドウから選択します。発送先名は得意先に対応する発送先が未登録である場合は入力がスキップされますが、カーソルを指定することで入力は自由に行えます。
■担当者:担当者を指定します。担当者コードを入力、または参照ウィンドウから選択します。
■摘要:摘要を参照ウィンドウから選択します。任意の文字入力も可能です。
■税率区分:消費税率区分をドロップダウンリストから選択します。入力中の売上伝票の税率を選択します。明細ごと、伝票ごとに消費税を算出する場合はこの税率で計算します。
■広告企画:広告企画を指定します。広告・企画コードを入力、または参照ウィンドウから選択します。
■回収予定:得意先登録の「回収締切区分」で設定した入金期限が表示されます(0日に設定した場合は表示されません)。随時請求得意先は「発送予定日」後、締日請求得意先は「請求締日」後の入金期限が表示されます。また、随時請求得意先の場合は、付属の左右ボタンで日付を設定することもできます。
■請求書先送り:締日請求得意先のみ、請求先送りを行うことができます。請求を先送りしたい月数を指定します。「0」から「6」の範囲で入力できます。付属の左右ボタンで日付を設定することもできます。ここを変更すると「請求予定日」「回収予定日」も変更されます。
■請求予定日:請求予定日の日付を入力します。付属の左右ボタンで日付を設定することもできます。随時請求得意先は伝票日付と同一日が設定されます。締日請求得意先は日が締日となり、年月は請求先送りが反映されます。
■発送予定日:発送予定日の日付を入力します。付属の左右ボタンで日付を設定することもできます。
■請求書発行:請求書発行済みの場合「済」と表示されます。まだ発行していない場合「未」と表示されます。
3.明細部を入力します。
■区分:明細1行分の入力区分をドロップダウンリストから選択します。「現金」「小切手」「振込」「手形」「相殺」「振込料」「値引き」「その他」から選択しますが、初期表示は、得意先登録で設定した「主な回収種別」になります。
■備考コード:摘要コードから備考の内容を入力、または参照ウィンドウから選択します。「備考」欄で直接文章を入力することもできます。
■備考:「備考」欄で直接文章を入力することもできます。表示された摘要文を全角15文字以内で修正することもできます。
■金額:入金金額を半角数字11桁以内で入力します。
4.ヘッダ部や明細部の入力が終わりましたら、右上の[登録]ボタンをクリックし登録します。