入力中の出荷伝票または売上伝票の品目の栽培履歴を確認・出力したいという場合に、Excelファイルやテキストデータ(CSV形式)でその品目の栽培履歴を出力することができます。(作業日誌で入力した作業のデータをもとにした履歴です)
出力したExcelファイルは、任意に修正するなどしてご活用できます。
<操作手順>
<例>出荷伝票の新理想の栽培履歴をExcelファイルで出力する場合
1.出荷伝票の新理想のある明細にカーソルをおきます。
(※伝票全体の品目を集計したい場合は、その伝票を表示させておきます)
2.[栽培履歴]ボタンをクリックします。
3.集計条件画面が表示されます。集計条件を設定し、履歴ファイルの設定や、履歴を出力する品目、期間、ほ場の指定などの設定を行います。
①出力対象:選択していた明細行の品目の履歴のみを出力するのか、その伝票のすべての品目の履歴を出力するのか選択できます。
・明細行のみ・・・1ファイルに選択していた明細行の品目の履歴が出力されます。
・伝票全体 ・・・伝票内のすべての品目の履歴が出力されます。Excelファイルの場合は、1ファイルに品目の数だけシートが分かれて品目の履歴が出力されます。CSV形式ファイルの場合は、すべて1ファイルに出力されます。
②出力形式:出力するファイルをExcelかCSVファイルか選択できます。Excelを選択した場合は、履歴ファイルの雛形(「形式1」~「形式5」)を選択できます。
雛形は履歴ファイルのレイアウトのもととなるファイルです。
雛形は「インストール先\エクセルテンプレート」フォルダにある「SrirekiTmp1.xls」~「SrirekiTmp5.xls」に保存されています。(フォントや罫線、色をご自分で変更することができます。)
例えば、形式1を選択した場合は「SrirekiTmp1.xls」を元にExcelファイルが作成されます。
③出力ファイル:出力するファイルを保存する場所、ファイル名は固定です。
以下の場所に固定のファイル名で出力されます。変更はできません。
なお、ファイル名の伝票番号の前には売上伝票での履歴は「U」、出荷伝票での履歴は「S」がつきます。
・明細行のみ・・・本システムのデータフォルダ+伝票番号_明細行番号.xls(CSV形式の場合は、「伝票番号_明細行番号.CSV」)
<例>売上伝票:伝票番号11、1行目の品目の履歴ファイル C:\NS6P\NS6DATA\U11_01.xls
・伝票全体 ・・・本システムのデータフォルダ+伝票番号_00.xls(CSV形式の場合は、「伝票番号_00.CSV」)
<例>出荷伝票:伝票番号11のすべての品目の履歴ファイル C:\NS6P\NS6DATA\S11_00.xls
④集計条件:集計条件は、伝票画面でカーソルがある行の品目、ほ場が初期値で表示されますが、変更も可能です。なお「出力対象」に「伝票全体」を選択していた場合は選択できません。
⑤集計期間:集計期間の開始、終了は自動的に「その品目の栽培期間(台帳登録で品目を登録したときに設定した期間)の開始月+1日」~「システム日付」が表示されますが、変更も可能です。入力された範囲に該当する日誌が集計されます。
⑥防除日誌として農薬投下のみ集計する:作業が「防除」である日のみを集計し、投下した資材、数量とともに表示します。これによりこの集計は、防除日誌として活用できます。この集計は、作業日誌の入力データをもとに作成されます。農程管理内の防除日誌については、農程管理のデータをもとに作成される防除日誌となります。
⑦集計する項目:履歴を集計する項目を選択します。作業日誌で予備項目を入力していた場合は、予備項目も選択できます。
4.[OK]ボタンをクリックすると、出力されます。「出力後にExcelを起動する」をONに設定していた場合は、Excelが起動し、集計結果が表示されます。
■出力済みの栽培履歴データについて
ここで出力した栽培履歴データは、初めて出力した時点の履歴を保存します。
したがって栽培履歴データを1度出力すると、あとで作業日誌の内容を変更しても、変更した内容に伴って再集計や上書き保存などはされません(保存した栽培履歴データには影響しません)
このため、1度出力すると、再び「栽培履歴」ボタンをクリックしても、再集計は行われず、前回出力した結果がそのまま表示されます。(集計条件画面は表示されません)
※伝票内の品目や仕向先などを変更しても前回の結果が表示されますので、修正する必要がある場合は、保存されたファイルを直接手直しするか、「栽培履歴書」で出力しなおしてください。
[例1]すでにその伝票の明細行で栽培履歴データを出力していた場合
Excelが起動して、前回出力した栽培履歴データが表示されます。(ただし前回出力していない明細行では、新たに栽培履歴データを出力しますので、集計条件画面が表示されます)
[例2]すでにその伝票全体の栽培履歴データを出力していた場合
Excelが起動して、前回出力した伝票の栽培履歴データが表示されます。