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Q.出荷伝票の販売データを農業簿記へ転送する方法

対象製品
農業日誌V6プラス

 

 

「委託販売」-「出荷伝票」で入力した出荷伝票のデータを「農業簿記」へ仕訳データとして転送することが可能です。転送すると、生成された仕訳の摘要欄には「出荷伝票からの転送」と表示されます。同じ条件で何度もこの処理を行うと仕訳が重複しますのでご注意ください。

 

<操作手順>

 

この処理を行うには、「農業簿記」に、転送先となるデータがあらかじめ作成されている必要があります。また、出荷伝票のデータは「農業簿記」で現在選択されているデータフォルダに転送されます。それ以外のデータフォルダに転送したい場合は、先に「農業簿記」を起動し、「データ選択」で転送したいデータフォルダに切り替えてください。

 

1.「出荷伝票」のメニューバーから「ツール」-「出荷伝票簿記仕訳転送」を選択します。

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次の画面が表示されます。

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2.転送条件を設定します。「転送条件」「仕向先の指定」「部門対応」「科目対応」の4画面で構成されています。設定したいタブをクリックするとその画面が表示されます。

 

「転送条件」タブ: データフォルダや期間などの基本的な転送条件を設定します。

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①転送する農業簿記フォルダ

・農業簿記のフォルダ:「農業簿記」がインストールされている場所を参照ボタンから指定します。【例】C:\BK7 (Cドライブの場合)

・転送先データフォルダ:現在選択されている「農業簿記」のデータフォルダが自動的に表示されます。

②転送期間:転送する出荷伝票の「開始日」と「終了日」を指定します。

③転送伝票:転送する伝票の種類を選択します。複数選択できます。

④転送方法:「伝票単位」「月次単位」「日次単位」の中から1つ選択します。

伝票単位 出荷伝票の1伝票につき1仕訳が生成されます。ただし伝票種類が異なる場合は、その種類ごとに仕訳が生成されます。

日次単位 1日分の伝票につき1仕訳が生成されます。ただし伝票種類が異なる場合は、その種類ごとに仕訳が生成されます。

月次単位 1ヵ月分の伝票につき1仕訳が生成されます。ただし伝票種類が異なる場合は、その種類ごとに仕訳が生成されます。

⑤部門の対応:品目と簿記の部門を対応づけるのか、仕向先と簿記の部門を対応づけるのかを選択します。ここで選択した内容により、「部門対応」の画面での表示内容が異なります。

※「農業簿記」で部門管理をしていない場合は、選択できません。

・「農業簿記」で品目ごとに部門管理をしている場合は、「品名と簿記の部門を対応付ける」を選択します。台帳登録の品目台帳に1件も品目が登録されていない場合は、選択できません。【例】ダイコン部門、水稲部門、スイートコーン部門

・「農業簿記」で仕向先ごとに部門管理をしている場合は、「仕向先と簿記の部門を対応付ける」を選択します。台帳登録の仕向先台帳に1件も仕向先が登録されていない場合は、選択できません。

【例】JA共選出荷部門、小売部門、○○スーパー部門

 

⑥転送済みの伝票は転送しない:ONにすると、以前に転送した伝票は転送条件にあてはまるものでも転送されません。

生成された仕訳伝票の上段付箋にチェックする:ONにすると、「農業簿記」に生成された仕訳伝票の上段に付箋が付きます。

生成された仕訳伝票の下段付箋にチェックする:ONにすると、「農業簿記」に生成された仕訳伝票の下段に付箋がつきます。

 

「仕向先の指定」タブ: 特定の仕向先の伝票だけを転送したい場合に指定します。

「仕向先」のリストには台帳登録の仕向先台帳で登録した仕向先が表示されます。

初期表示は全仕向先がONになっています。転送したくない仕向先をOFFにして下さい。

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「部門対応」タブ: 出荷伝票の品名、または仕向先と「農業簿記」の部門を対応づけます。

「転送条件」の画面の「部門対応」で、「品名と簿記の部門を対応づける」を選択した場合と「仕向先と簿記の部門を対応付ける」を選択した場合とで、画面の表示内容が異なります。

「農業簿記」で部門管理をしていない場合、台帳登録の品目台帳、仕向先台帳が登録されていない場合は入力できません。

 

「品名と簿記の部門を対応付ける」を選択した場合

出荷伝票の品名と「農業簿記」の部門(初期値 共通部門)がリストに表示されます。

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「仕向先と簿記の部門を対応付ける」を選択した場合

出荷伝票の仕向先と「農業簿記」の部門(初期値 共通部門)がリストに表示されます。

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・部門を対応づけるには

①左のリスト内をクリックし、対応づけしたい行を選択します。選択した行が反転表示されます。

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②選択した行の品名または仕向先に対応する部門を右の「対応する農業簿記の部門」のドロップダウンリストから選択します。

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③左のリストが選択した部門に変わります。

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「科目対応」: 伝票区分ごとに勘定科目の対応づけを行います。

伝票区分と農業簿記の勘定科目の対応一覧が表示されます。対応科目の初期値についてはへルプをご参照ください。

「転送条件」タブの「転送伝票」で選択した伝票のみが表示されます。

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・科目を対応づけるには

①対応づけたい行を選択します。

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②[科目設定]ボタンをクリックすると科目設定の画面が表示されます。

選択した行の内容が表示されます。

 

③伝票区分に対応する科目をそれぞれドロップダウンリストから選択します(※農業簿記で補助科目が設定されていない場合は、「借方補助」「貸方補助」は選択できません。

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④[次の行]をクリックすると、リストの次の行の内容が表示されます。必ずすべての伝票区分に科目を対応付けしてください。また、[前の行]をクリックすると、1行前の内容が表示されます。

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※注意※

「免税事業者」(「農業簿記」の[消費税情報設定]で「申告区分」が「免税」の場合)は、「売上消費税」「控除消費税」に「仮受消費税」「仮払消費税」の科目を対応付ける必要はありません。

 

⑤[OK]ボタンをクリックすると、この画面が終了し、一覧に設定した内容が表示されます。

 

※注意※

通常、掛売伝票、小売伝票は控除欄を用いませんので、掛売伝票、小売伝票において控除関係が入力されていても科目を対応づけることはできません。このため掛売伝票、小売伝票で入力された控除関係は、農業簿記へ転送されません。

 

3.「転送開始」ボタンをクリックすると、転送が開始されます。

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4.[転送開始]ボタンをクリックすると確認メッセージが表示されます。[はい]をクリックすると転送が開始されます。

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5.転送が終了するとメッセージが表示されます。[OK]をクリックします。出荷伝票画面に戻ります。

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6.「農業簿記」で確認すると、画面のように仕訳が生成されています。

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