「クミカンデータ転送システム」をインストール後、JAデータを農業簿記に取り込むには、以下の操作が必要です。
※取り込みを行なう前に、「農業簿記」でバックアップを取っておいてください。
※「農業簿記」のバックアップが完了したら、「農業簿記」を終了した状態で以下の操作を行なってください。
<操作手順>
A.「TAIOU.REN」を貼り付ける方法
取引データとは別に「TAIOU.REN」データ(JA科目データ)をお持ちの場合は、あらかじめ「クミカンデータ転送システム」のフォルダー内に貼り付けておく必要があります。
取引データの取り込みを行う前に、以下の手順にて「TAIOU.REN」の貼り付けを行ってください。
※「TAIOU.REN」がない場合は、「B.JAデータを取り込む方法」に進んでください。
1.「コンピューター」や「エクスプローラー」などから「TAIOU.REN」データが入っている場所(USBメモリやCD-ROMなど)を開きます。
2.「TAIOU.REN」を右クリックし、[コピー]をクリックします。
3.左枠より、貼り付け先のフォルダーを開きます。
<Windows 10/8.1/8/7/Vistaの場合>
「(C:)ドライブ」-「ユーザー」-「パブリック」‐「パブリックのドキュメント」‐「Sorimachi」を開きます。
<Windows XPの場合>
「(C:)ドライブ」を開きます。
4.「KUMI」フォルダーの上で右クリックし、[貼り付け]をクリックします。
これにより「KUMI」の中に「TAIOU.REN」が保存されます。
※「ファイルのコピー」のメッセージが出た場合は「置き換える」をクリックしてください。
5.「TAIOU.REN」の保存が終わりましたら、現在開いている画面を閉じます。
B.JAデータを取り込む方法
1.「クミカンデータ転送システム」を起動します。
2.初めて起動した場合は以下の画面が表示されます。
(ア)初めて「クミカンデータ転送システムV2」をインストールした場合は、このまま[設定]ボタンをクリックします(「クミカンデータ転送システムV2」の以前のバージョンがインストールされている場合は、[参照]ボタンより「クミカン」のインストールフォルダーを選択します)。
(イ)[設定]ボタンをクリックすると、下記の画面が表示されます。[OK]ボタンをクリックします。
3.農業簿記のインストールフォルダーを指定する画面が表示された場合は、(ア)~(ウ)の操作を行います。表示されない場合は、4.へ進みます。
(ア)[参照]ボタンをクリックします。
(イ)「農業簿記」がインストールされているフォルダーを設定します。
インストールフォルダーの初期値は「C:\Program Files(※1)\Sorimachi\BKXX(※2)\」です。
初期値のまま変更していない場合は「C:\」→「Program Files(※1)」→「Sorimachi」→「BKXX(※2)」の順に選択し、[OK]ボタンをクリックしてください。
※1 パソコンが64bit版の場合は「Program Files」と「Program Files(x86)」があります。
「Program Files(x86)」を選択してください。
※2 農業簿記10の場合は「BK10」、農業簿記9の場合は「BK9」です。
※3 任意にインストールフォルダーを変更されている場合はそちらをご選択ください。
(ウ)「簿記をインストールしているフォルダ」が入力されたことを確認し、[設定]ボタンをクリックします。
4.「クミカンデータ転送システム」が起動したら、メニューの「初期設定」をクリックします。
5.各項目を設定します。
(ア)「組合員コード」
JA様より割り当てられた組合員コードがあらかじめ設定されています。変更することはできません。
(イ)「簿記のフォルダ」
「農業簿記」がインストールされているフォルダーを設定します。
手順3.で設定したフォルダーが自動表示されています。
(ウ)「簿記のデータのフォルダ」
何年度のデータに転送するかを設定します。
[参照]ボタンをクリックすると以下の画面が表示されますので、データフォルダーを指定し、[OK]ボタンをクリックしてください。
※1 データフォルダーが不明な場合は農業簿記を起動し、「ファイル」-「データ選択」より確認します。
画面左上の「フォルダー表示」にチェックを付け、取り込みたいデータの「フォルダー」をご覧ください。
(エ)「取引データのファイル名」
取り込むJAデータの場所を指定します。
[参照]をクリックすると以下の画面が表示されます。
(a)JAデータの入っているドライブ、フォルダーを選択します。
(b)取引データ(一般的には「Torihiki.dat」)をクリックします。
(c)[開く]ボタンをクリックします。
(オ)「取引データ形式」
JAデータの形式を選択します。ご不明な場合はJA様にご確認ください。
※2 農業簿記で設定されている消費税の申告区分が「免税」の場合は、[免税処理]ボタンをクリックし、仮受消費税・仮払消費税をどの科目に転送するかの設定を行なってください。
6.設定が終わりましたら[設定]ボタンをクリックしてください。
7.メニューの「取引データ一覧」を開き、どのような取引データが入っているかご確認ください(このデータが「農業簿記」に取り込まれます)。
8.「取引データ一覧」の内容に間違いがなければ、「農業簿記」にデータを取り込みます。
「取引データ一覧」画面を終了し、メニューの「取引データ取込」をクリックします。
9.「取引データのファイル名」が正しいこと、「クミカンの勘定科目」が選択されていることを確認し、[取込開始]ボタンをクリックします。
10.確認メッセージで[OK]ボタンをクリックすると取り込みが開始されます。
11.以下のメッセージが表示されましたら取込完了です。
[OK]ボタンをクリックし、「クミカンデータ転送システム」を終了してください。
12.「農業簿記」を開いてJAデータが取り込まれていることをご確認ください。