「繰越処理」→「データ次年度更新」後に前年度データの仕訳・減価償却資産登録・育成資産登録・棚卸資産・不動産収入管理を追加・修正・削除すると、金額や登録内容が変動し、前年度と今年度の整合性がとれなくなります。
この変動を次年度更新後のデータに反映させるために行う処理が期末残高繰越処理です。
※※ ご注意ください ※※
・この作業を行う前に、必ず前年度と今年度データの「データ保存(バックアップ)」をお取りください。
・この操作はデータ次年度更新後の今年度データ画面で行います。
・この操作は、前期末の勘定科目残高を今年度データの期首残高に反映させる処理です。
何度行っても、今年度の仕訳データへの影響はありません。
<操作手順>
1.「データ管理」→「データ選択」→「データ選択」を開き、画面左上の〔フォルダー表示〕にチェックを入れます。
2.前年度データと今年度データのフォルダー名をメモ等に控えます。
例:前年度データ「C:\Users\Public\Documents\sorimachi\BK10\2XX1DATA\」(a)
今年度データ「C:\Users\Public\Documents\sorimachi\BK10\2XX2DATA\」(b)
3.今年度のデータ(b)を選択した状態(「選」欄にチェックが付いた状態)でデータ選択の画面を終了します。
4.「繰越処理」→「期末残高繰越処理」を開きます。
今年度の〔データ〕に2.で控えたフォルダー名(b)が表示されていることを確認します。
異なるデータが表示されている場合は、[キャンセル]ボタンで「期末残高繰越処理」画面を終了し、「データ管理」→「データ選択」→「データ選択」で今年度データを選択し直してください。
5.前年度の〔データ〕は、データ次年度更新を行っている場合は自動的に表示されます。
表示されている場合は2.でメモに控えた(a)のフォルダーと同じであることを確認し、6.に進みます。
フォルダー名が異なる場合や表示されていない場合は、[参照]ボタンをクリックし、以下(1)(2)の方法で(a)のフォルダーを選択します。
(1)〔フォルダーの場所〕の▼ボタンをクリックし、「C:」→「ユーザー」→「パブリック」→「パブリックのドキュメント」→「Sorimachi」→「BK10」を選択します。
(2)前年度のデータフォルダー(ここでは「2XX1DATA」)を選択後、画面右下の[開く]→[フォルダーを開く]ボタンをクリックしてください。
(3)「期末残高繰越処理」画面に戻ります。
前年度の〔データ〕に2.で控えたフォルダー名(a)が表示されていることを確認してください。
6.前年度データの減価償却資産登録・育成資産登録・棚卸資産・不動産収入管理を繰越し直す場合は、
該当の項目にチェックを付けます。
※勘定科目の残高のみ繰り越したい場合は、チェックを付ける必要はありません。
7.[実行]ボタンをクリックします。
8.下のメッセージが表示されたら処理終了です。 [OK] ボタンをクリックします。
9.期末残高繰越処理終了後は、「初期」→「基本」→「期首残高登録」を開き、正しい期首残高が繰り越されていることをご確認ください。
※個人事業の場合、前年度期末の「事業主貸」「事業主借」の金額は、今年度では0円スタートとなります。その為、元入金の期首残高は前年度の残高より以下のように設定(自動計算)されます。
元入金 +控除前所得 + 事業主借 - 事業主貸