育成費用の計算方法には「基準金額表より」と、「肥料・飼料等の比率表より」の2種類があります。
ここでは、「基準金額表より」育成費を計算する場合の設定方法をご案内します。
※肥料・飼料等の比率表より計算する場合は、 こちら をご覧ください。
<操作手順>
1.育成資産種別の登録
(1)「資産台帳」→「育成資産管理」を開きます。右上の[種別]ボタンをクリックします。
(2)「育成資産種別登録」画面が表示されますので、[新規]ボタンをクリックします。
(3)コード(通常は初期値のままで構いません)、資産種別(牛馬や果樹の種類)等、必要事項を入力し、[登録]ボタンをクリックします。
a.資産区分・・・「将来償却資産となる牛馬等の育成資産」または「将来償却資産となる果樹等の育成資産」を選択します。
b.育成費用の計算方法・・・「基準金額表より」を選択します。
c.齢数単位・・・「月齢」または「年齢」を選択します。
d.日数の考慮・・・月齢を選択した場合、日数を考慮するかどうかを選択することができます。
≪日数を考慮しない場合≫
7月1日生まれも7月18日生まれも9月導入は3月齢
≪日数を考慮する場合≫
7月1日生まれ、9月15日導入の取得時月齢は3月齢
7月18日生まれ、9月15日導入の取得時月齢は2月齢
2.基準金額表の入力
(1)登録した資産種別を選択し、[基準]ボタンをクリックします。
(2)上記1-(3)で「月齢」を選択している場合は「表示形式」で累計金額式か非累計金額式かを選択します。「累計金額式」と「非累計金額式」の違いは下の例をご参照ください。
(3)基準金額表を作成します。
(4)基準金額表の設定が完了したら、画面右上の[終了]ボタンをクリックします。
「育成資産種別登録」画面に戻りますので、右上の[終了]ボタンをクリックします。
3.育成資産の登録
(1)画面右上の[新規]ボタンをクリックし、育成資産を登録します。
(2)画面右上の[登録]ボタンをクリックします。
4.育成費用の仕訳作成
(1)育成資産の登録ができましたら、「決算」→「自動仕訳」→「育成費用仕訳作成」を開きます。
※「育成資産管理」の画面が表示された場合は、右上の[仕訳作成]ボタンをクリックします。
(2)転送仕訳に付箋を付けるかどうかを選択します。
(3)転送する育成資産種別を選択します。
(4)仕訳作成する勘定科目、補助科目、部門を選択します。
※下図の設定は一例です。どの勘定科目を選択するべきかは、恐れ入りますが所轄の税務署、または関与税理士様にご確認ください。
(5)設定ができたら[作成開始]ボタンをクリックすると、仕訳が転送されます。
※育成資産を購入した仕訳は転送することができないため、「帳簿」画面から直接入力する必要があります。
どの科目を使用すべきかにつきましては、所轄の税務署または関与税理士様にご相談ください。