「肥料・飼料等の比率表より」を選択している場合の育成費用の計算方法をご案内します。
※肥料・飼料等の比率表をもちいて育成費を計算する場合の設定・登録方法は、「育成資産管理の流れ(肥料・飼料等の比率表より計算する場合)」のQ&Aをご参照ください。
A:棚卸資産で登録した金額×按分表で登録した割合になります。
B:育成資産登録の面積×比率表で登録した割合より計算されます。
C:減価償却資産登録の数量+(育成資産登録の面積×比率表で登録した割合)より計算されます
例:
肥料費が¥200,000、農薬費が¥180,000、○○費が¥210,000
育成資産の面積が10a、減価償却資産(成園)の面積が20a
「みかん」の定植年月日は当会計期間中で、按分表、比率表の登録は下記の通りとします。
肥料費の育成費用=(按分された育成費)×(育成資産の消費分/全体の消費分)
=(\200,000×50%)×(10a×10%/20a+10a×10%)
=4,762
農薬費の育成費用=(\180,000×50%)×(10a×10%/20a+10a×10%)
=4,286
○○費の育成費用=(\210,000×30%)×(10a×10%/20a+10a×10%)
=3,000
全体の育成費用=肥料費の育成費用+農薬費の育成費用+○○費の育成費用
= 4,762 + 4,286 + 3,000
=12,048
※減価償却資産登録にて「成園」の登録がない、もしくは、減価償却資産登録にて「成園」の登録があっても「育成資産種別」が選択されていない場合は按分表のみで計算されます。
上記例の場合、減価償却資産の登録を行わないと下記のように計算されます。
育成費用=肥料費+農薬費+○○費
=100,000+90,000+63,000
=253,000