仕訳チェックを実行した際に、以下のチェック結果が表示される場合があります。
「期首○○棚卸高の仕訳がありません」
「期末○○棚卸高の仕訳がありません」
上記のチェック結果が表示された場合は、以下の<操作手順>をご確認ください。
※このチェックは、期首・期末の棚卸仕訳をチェックするものです。
そのため、期首・期末のどちらかで在庫が0の場合で仕訳が入力されていなくても、棚卸仕訳の入力漏れとして扱うため、上記チェック結果が表示されます。
内容に間違いがなければ、チェック結果は無視してかまいません。
<操作手順>
1.「集計分析」→「集計」→「合計残高試算表」を開き、集計範囲を「期首月~決算」まで選択します。
2.〔貸借対照表〕タブの「棚卸資産」の分類で、【繰越】欄に金額が入っている科目を1つクリックします。
その科目が黒枠で囲まれている状態で、右上の[元帳]ボタンをクリックします。
3.元帳画面が表示されますので、期首棚卸・期末棚卸の両方の仕訳が入力されているかを確認します。
どちらか片方しか入力されていない場合は、この画面から直接入力するか、「決算」→「自動仕訳」→「棚卸仕訳作成」から仕訳の転送を行ってください。
(転送し直す際は、あらかじめ入力済みの棚卸仕訳をすべて削除してから転送してください)
※期首・期末のどちらかで在庫が0だった場合、棚卸仕訳は不要です。チェック結果は無視してかまいません。
4.期首棚卸・期末棚卸ともに仕訳が入力されている場合は、【相手科目】が正しいかどうかご確認ください。
【相手科目】が間違っている場合は、正しい科目を選択し直してください。
※農業簿記では下記の勘定科目が初期設定されており、この組み合わせで仕訳が入力されているのかをチェックしています。
仕訳について詳しくは税務署、関与税理士先生にお問い合わせください。なお、( )内は農業簿記での略式名称です。
<農産物の棚卸>
期首:期首農産物棚卸高(期首農産物)
期末:期末農産物棚卸高(期末農産物)
<肥料等の棚卸>
期首:期首農産物以外棚卸高(期首棚卸)
期末:期末農産物以外棚卸高(期末棚卸)
<商品・製品の棚卸>
期首:期首商品製品棚卸高(首商製棚卸)
期末:期末商品製品棚卸高(末商製棚卸)
<材料等の棚卸>
期首:期首材料棚卸高(期首材棚卸)
期末:期末材料棚卸高(期末材棚卸)
<仕掛品の棚卸>
期首:期首仕掛品棚卸高(首仕掛棚卸)
期末:期末仕掛品棚卸高(末仕掛棚卸)
5.仕訳の確認が終わりましたら、「元帳」画面を終了します。
「合計残高試算表」画面に戻りますので、他にも【繰越】欄に金額が入っている棚卸資産科目があれば、手順2.からの方法で確認操作を行ってください。
6.すべての棚卸資産科目について確認が終了しましたら、改めて、仕訳チェックをお試しください。