大部門・中部門・小部門と3階層に分けて部門設定ができます。
また、仕訳を部門ごとに分けることにより、部門ごとの金額の集計や比較などが行えます。
<操作手順>
A.部門階層について
1.「階層なし」の場合
部門の階層を特に設定しません。項目ごとの金額が把握できます。
2.「2階層」の場合
中部門・小部門と2階層に分けて金額の把握ができます。
「農業単位」および「不動産単位」で項目ごとの金額を把握する場合にこちらを選択します。
3.「3階層」の場合
大部門・中部門・小部門に分けて金額の把握ができます。
「農業単位」および「不動産単位」さらに農業・不動産を細分化して金額を把握する場合にこちらを選択します。
個人事業者の方で、「農業所得」、「不動産所得」、「一般所得」など2種類以上の申告がある場合も部門作成が必要となります。
例:農業収入の他に、不動産収入、一般収入がある場合
また、階層の変更をする場合は、画面左上の[部門階層]の▼をクリックして変更します。
※※ ご注意ください ※※
階層の変更は、仕訳等が入力されている場合は行えません。
B.「共通部門」と「配分」について
部門を設定した場合、複数の部門に該当する取引に関しては「共通部門」として仕訳を入力することができます。
部門設定の「配分」欄に率を入力しますと、【対象画面(※)】において、その配分率に応じて自動集計できるようになっています。
※【対象画面】
・「集計分析」→「集計」→「部門別実績集計表」
・「集計分析」→「分析」→「部門別経営分析」、「損益分岐点」
上記のような配分率の設定で、次の仕訳を登録した場合、「部門別実績集計表」では以下のように表示されます。
【対象画面】において、〔共通部門配分を含む〕または〔共通部門の配分を行う〕にチェックを付けると、共通部門で仕訳をした電話代金を7対3の割合で「稲作」と「ナス」に配分します。
また、科目ごとに共通部門の配分率を変更する場合は、「初期」→「詳細」→「共通部門の配分」画面にて行うことができます。
※※ ご注意ください ※※
共通部門で仕訳を入力した場合、「申告」→「決算書」→「決算書」(法人の場合は「決算」→「決算書等」→「決算書」)や、「申告」→「決算書」→「青色申告決算書印刷」または「収支内訳書印刷」にて印刷する際に、下のメッセージが表示される場合があります。
上記メッセージを[OK]で閉じ、「初期」→「詳細」→「共通部門の配分」画面を開きます。
配分率がすべて100%となっていることを確認して[終了]で閉じ、改めて決算書等の印刷を行ってください。