「初期」→「基本」→「勘定科目設定」の[詳細]ボタンからは、各勘定科目の詳細な設定をすることができます。
この詳細設定の内容についてご説明します。
例:分類-経費 科目-種苗費
1.貸借区分
勘定科目の貸借を設定できます。この区分をもとに合計残高試算表での加算・減算を判断します。
上記の場合、仕訳入力時に借方へ入力するとプラスで、貸方へ入力するとマイナスで表示されます。
例:〔種苗費〕の貸借区分を〔借方〕に設定している場合
この仕訳を合計残高試算表で見ると・・
例:〔種苗費〕の貸借区分を〔貸方〕に設定し、上記の仕訳を入力した場合
2.税区分
仕訳入力時にこちらで設定した消費税区分が初期値として表示されます。
(伝票入力画面で必要に応じて消費税区分を変更することも可能です。)
※税区分については、[詳細]ボタンをクリックしなくても確認・切り替えができます。
3.費用区分
費用である勘定科目に対して設定します(費用でない場合は設定できません)。
※「集計分析」→「分析」→「損益分岐点」で集計するのに必要な項目です。
・費用以外の科目:費用ではない科目
・固定費 :売上に関係なく一定額発生する費用
・変動費 :売上に比例して増減する費用
・固定的変動費 :本来は変動費だが固定費として扱ったほうがより実践的である費用
4.付加価値科目である
付加価値をつけたい科目の場合にはチェックを付けます。
※付加価値とは
会社が営業活動で生み出した価値をいい、経営分析で使用する用語です。
本システムでは、「集計分析」→「分析」→「部門別経営分析」や、「連続5期経営分析」にて「付加価値」という用語が出てきますが、その金額を算出するための初期設定をここで行います。
機関によって付加価値の計算方法が異なっています。
詳しい計算方法については、導入マニュアルをご参照ください。
5.家事関連の科目である
科目を家事関連科目にする場合にはチェックを付けます。
※「決算」→「自動仕訳」→「家事関連費按分表」に表示されます。
6.委託販売手数料関連の科目である
委託販売手数料の科目である場合にはチェックを付けます。
※消費税の申告区分が「簡易課税」の場合に、「申告」→「消費税」→「消費税申告書作成」(法人の場合は「決算」→「決算書等」→「消費税申告書作成」)の「委託販売手数料」に自動集計されるようになります。
「販売費一般管理費」の分類に作成された勘定科目のみ、チェックの切り替えができます。