ピア・ツー・ピア環境でクライアントからバックアップを行う場合は、ホストとなるパソコンに共有名が｢ソリマチ共有｣となっている共有フォルダーを作成する必要があります。
この場合は、「Ａ．クライアントからバックアップを行う場合」をご参照ください。
クライアントからはバックアップを行わず、「クライアントからのデータバックアップ／復元が行えない環境です」というメッセージが表示されないように設定する場合は、「Ｂ．クライアントからバックアップを行わない場合」をご参照ください。
※19シリーズ以降では、Windows 8は動作保証外OSとなります（Windows 8.1は動作保証対象）。
Ａ．クライアントからバックアップを行う場合
＜事前準備＞
※ホスト（サーバー）パソコンで操作を行ってください。
１．コントロールパネルを開きます。
（ア）デスクトップ画面の「スタート」ボタンを右クリックし、「エクスプローラー」をクリックします。
（イ）「エクスプローラー」画面が表示されます。画面左上の「↑」ボタンをクリックします。
（ウ）「コントロールパネル」をダブルクリックして開きます。
２．コントロールパネルが表示されます。画面右上の「表示方法」を「カテゴリ」とします。
３．[ネットワークの状態とタスクの表示]をクリックします。
４．画面左の「共有の詳細設定の変更」をクリックします。
５．「パスワード保護共有」の設定を確認します。
（ア）Windows 11の場合
すべてのネットワーク内の、「パスワード保護共有」を[オフ]に設定します。
（イ）Windows 10以前の場合
①「すべてのネットワーク」右のアイコンをクリックします。
②一番下まで画面をスクロールし、「パスワード保護共有」の『パスワード保護共有を無効にする』をクリックして選択します。
③画面下部の［変更の保存］をクリックします。
事前準備は以上で完了となります。引き続き以下の＜操作方法＞をお試しください。
＜操作方法＞
■共有フォルダーを作成します
※ホスト（サーバー）パソコンで操作を行ってください。
１．ホストのパソコン内に任意の共有フォルダーを作成します。
デスクトップ画面の「スタート」ボタンを右クリックして「エクスプローラー」をクリックし、共有フォルダーを作成する場所を開きます（例：Cドライブやドキュメントフォルダー等）。
２．共有フォルダーを作成します。
（ア）Windows 11の場合
画面左上の「新規作成」－「フォルダー」をクリックします。
（イ）Windows 10/Windows 8.1/Windows 8の場合
※19シリーズ以降ではWindows 8は動作保証外OSとなります（Windows 8.1は動作保証対象）。
画面上部で「ホーム」を選択した状態で「新しいフォルダー」をクリックします。
３．フォルダー名に『ソリマチ共有』と入力します。
※他のフォルダー名にはしないようにご注意ください。
４．作成したフォルダーを右クリックして「プロパティ」をクリックします。
５．「ソリマチ共有のプロパティ」画面が表示されます。
｢共有｣タブをクリックして、［共有］ボタンをクリックします。
６．「ネットワークアクセス」画面が表示されますので、画面中央部の空欄の右側にある下向きボタンをクリックし、『Everyone』をクリックし、[追加]ボタンをクリックします。
７．「名前」欄の一覧に『Everyone』が追加されますので、「アクセス許可のレベル」欄をクリックして、『読み取り／書き込み』をクリックし、［共有］ボタンをクリックします。
８．フォルダーの共有化が完了しましたら画面の［終了］ボタンをクリックします。
９．「ソリマチ共有のプロパティ」画面に戻りますので、 ［詳細な共有］ボタンをクリックします。
１０．「詳細な共有」画面が表示されます。「このフォルダーを共有する」にチェックを入れ、「共有名」が『ソリマチ共有』になっていることを確認して、 ［アクセス許可］ボタンをクリックします。
１１．「ソリマチ共有 のアクセス許可」画面が表示されます。「グループ名またはユーザー名」欄の「Everyone」をクリックし、「アクセス許可(P): Everyone」の「フルコントロール」の「許可」にチェックを入れ、［ＯＫ］ボタンをクリックします。
１２．「詳細な共有」画面に戻りますので［ＯＫ］ボタンをクリックします。
１３．「ソリマチ共有のプロパティ」画面に戻りますので［閉じる］ボタンをクリックします（［ＯＫ］ボタンの場合もあります）。
以上の操作方法で、共有フォルダーの作成は完了です。
■クライアントからバックアップデータを保存します
※クライアントパソコンで操作を行ってください。
１．クライアントからバックアップデータを保存します。
ダイレクトメニューの「ファイル」-「データバックアップ／復元」をクリックします。
※この時、ホストとクライアントの両方で販売王を起動して同じデータを操作していた場合、データを守るための排他制御が働きます。
そのため、ホスト側の販売王が終了している状態で、クライアントからバックアップデータを保存してください。
２．｢データバックアップ｣タブをクリックします。
「データ名｣の[▼]ボタンをクリックして、バックアップするデータを選択します。バックアップ先を変更する場合は「バックアップ」欄の右側にある［参照］ボタンをクリックします。
３．「フォルダー選択」画面が開きますので、保存先を指定し[ＯＫ]ボタンをクリックします。
※作成した共有フォルダーを保存先に指定する必要はありません。
４．「バックアップ」画面に戻りますので、［開始］ボタンをクリックしてバックアップが保存できるかお試しください。
Ｂ．クライアントからバックアップを行わない場合
※クライアントパソコンの販売王で操作を行ってください。
１．ダイレクトメニューの「ファイル」-「環境設定」を開きます。
２．「設定」タブで、「終了時にデータを保存する」のチェックを外して［設定］ボタンをクリックします。
※以下のメッセージが表示された場合には［はい］ボタンをクリックします。